刑事手続き概要<交通事故起訴状Q&Aその3>

Q.私選の弁護士と国選の弁護士の違いを教えてください。

A. 弁護士として行使することができる権限は、私選の弁護士であっても、国選の弁護士であっても同じです。
私選と国選で異なるのは、あなた自身であなたに合う弁護士を選ぶことができるかという点と、弁護人として選任することができる時期、の2点です。

弁護士の選ばれ方

刑事手続であなたを守るために、国によって選ばれる弁護士を国選弁護人(こくせんべんごにん)といいます。これに対して、あなた又はあなたの親族が選び、依頼する弁護士を私選弁護人(しせんべんごにん)といいます。

国選の弁護士は、原則として、ランダムに選ばれます。交通事故の刑事事件だからといって、交通事故に特に精通している弁護士や刑事事件に特に熱心な弁護士が選ばれるわけではなく、どのような弁護士があなたの弁護士となるかは、会ってみるまで分かりません。

一度国選の弁護士が選任されると、原則として、あなたが新たに私選の弁護士を付けない限り、交替することができません。
ただし、これは言い換えると、あなたが国選の弁護士とウマが合わない場合は、あなたが自分で私選の弁護士を選任すれば、国選の弁護士から弁護人を交替することができます。

ATOMでは、多数の刑事事件・交通事故で私選の弁護士として選任された実績があり、また様々な事件・事故で国選弁護士からの交替に応じてきました。
あなたに付いた国選弁護士と信頼関係を築けない場合は、まずは一度ATOMまでご相談ください。

国選の弁護士が選ばれる時期

逮捕勾留されていない交通事故においては、裁判所からあなたに起訴状が届き、裁判所に「弁護人選任に関する回答書」を返信した後でなければ、国選の弁護士は選任されません。
選任される時期は、裁判の第一回公判が開かれる約3週間前で、この約3週間の間で弁護人と会い、刑事裁判の準備を完了させることになります。

これに対して、私選の弁護士の場合は、いつでも弁護人を選任することができます。交通事故の当日でも、検察庁に交通事故が書類送検された段階でも、検察庁から呼び出しがかかった段階でも、起訴状が到達した直後でも、いつでも弁護士を選任することが可能です。
これにより、交通事故の態様に応じて、適切に刑事事件の準備を進めることができます。

ATOMでは、刑事裁判に向けて充実した準備を行うために、なるべく早い段階で弁護士を選任することをお勧めします。
早い段階で弁護士が介入することで、被害者に対する謝罪などを充実させることができ、後の刑事裁判で有利な証拠を提出しやすくなります。

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