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刑事手続き概要<性犯罪その2>

(2)わいせつ文書図画の販売、頒布等

刑法175条は、「わいせつな文書、図画、その他の物を頒布し、販売し、または公然と陳列した者」がわいせつ物頒布等の罪に問われると定めています。
また同条後段で「販売の目的でこれらの物を所持した者も、同様とする」とされているように、販売の目的があれば所持しているだけでも罰せられます。では、具体事例を見てみましょう。

事例

花子は、夫と共に音楽CD、DVD等の製造、販売を業としている。このところ赤字が続いていたことから、花子は、わいせつな画像を売れば、大もうけできるのではないかと考えた。
花子はさっそくインターネットにホームページを開設して、女性の裸体写真等のサンプルを掲載し、無修正のわいせつ画像を電子メールで販売する旨の告知をした。

そして、ホームページを閲覧し、ホームページ上で告知されていた銀行口座に金員を振り込んだAに対し、花子は、男女性交の場面等を露骨に写真撮影したわいせつ画像のデータを送信した。もって、花子はわいせつな画像合計20画像を代金2万円で販売したものである。

解説

この事例では花子にわいせつ図画販売罪が成立します。販売とは、不特定または多数の人に対して有償で譲渡することをいいます。
花子はわいせつな写真をインターネットを介して販売していますが、この場合も当然、罪となります。また、写真はデータとして存在しており、実物があるわけではありませんが、入力されたデータが映像化されるものであれば、図画に該当します。

(3)強制わいせつ罪

刑法176条は、「13歳以上の男女に対し、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をした者は」強制わいせつ罪になると定めています。また、同条後段において、「13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする」と定められています。

わいせつ行為の対象が13歳未満であれば、行為の態様が暴行や脅迫を用いたものでなくても、13歳未満の被害者の同意があったとしても、行為者は強制わいせつ罪として罰せられます。
これは、13歳未満の男女に対してのわいせつ行為は、社会通念上、性的法益の侵害の程度が甚だしいことや、そもそも幼児・児童はまだ真意からの性的な意思決定をすることができないと考えられているためです。

また、強制わいせつ罪にあたる行為の結果、被害者に傷害を負わせ、または死亡させた場合は、強制わいせつ致死、強制わいせつ致傷罪(刑法181条)が成立します。
具体事例を見てみましょう。

事例

東京次郎は、会社からの帰り道、通行中のA女(当時19歳)を見かけ、A女がかわいく次郎のタイプの女性であったことから、A女に強いてわいせつな行為をしようと企て、その背後からA女の両腕をつかみ、「キスさせろ、抵抗すると二度と見られない顔にしてやる」などと脅迫した。

A女は最初は抵抗していたが、次郎の脅迫に怯え、抵抗をやめた。次郎はそれをいいことに、A女に抱きついて接吻し、さらに右手でA女の乳房を弄び、もって強いてわいせつな行為をしたものである。

解説

次郎はA女を脅迫して強いてわいせつ行為をしていますから、次郎には強制わいせつ罪が成立します。わいせつな行為とは、性欲を刺激、興奮、または満足させ、かつ普通の人の性的羞恥心を害し、善良な性的動機観念に反する行為をいいますが、176条の強制わいせつ罪は個人の性的自由を保護法益としていることから、接吻もわいせつな行為にあたるものと解されています。

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