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刑事事件解説<モデル大麻その2>

今回は、ニュースなどで巷を賑わせた刑事事件について解説します。

ニュース

自宅で乾燥大麻を所持していたとして、CMやクラブDJとして活躍するモデルの高橋歩美容疑者(26)が、大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕されていたことが分かりました。「1年ぐらい前から自分で使っていた」と供述しているといい、尿検査で覚せい剤の使用反応も出ているため、警察では覚せい剤取締法違反容疑でも追及する予定です(毎日新聞 2011年8月31日11時25分配信)。

芸能人などの薬物事件が後を絶ちませんが、薬物の種類は、大麻や覚せい剤、MDMAなど様々です。

Q. 大麻取締法と覚せい剤取締法の両方に違反する容疑で逮捕された場合、有罪になったらどのくらいの刑罰になるんですか?覚せい剤や他の薬物だけ使用していた場合よりも、刑は重くなってしまうんですか?

A. 覚せい剤と大麻を一緒に所持していた場合には、「違法な薬物を所持している」という1つの行為が、「法律で禁止された覚せい剤を所持している」という覚せい剤取締法違反の罪と、「法律で禁止された大麻を所持している」という大麻取締法違反の、計2個の罪名に触れるとして、法律上は両者をまとめて一つの罪として判断さ れます。
この場合は、覚せい剤取締法違反の容疑と、大麻取締法違反の容疑を比べて、罪が重い方の覚せい剤取締法の違反で、懲役10年以下の刑を受けることになります。

一方、大麻を所持するとともに、覚せい剤を使用したことになれば、大麻取締法違反と覚せい剤取締法違反の2つの罪が成立し、併合罪として重い方の覚せい剤取締法違反の懲役10年に、その2分の1を加えたもの、つまり、懲役15年以下の刑に処せられることになります。

罪の数が、1個か2個かで処罰される可能性は異なってきますが、いずれのケースでも2つの法律に違反する行為をした事実は変わりませんので、1つの法律違反よりも厳しい非難を浴び、刑事責任が重くなるということは言えます。

 

Q. 今回、高橋容疑者は、別の事件で逮捕された交際相手の男性をかくまった容疑で家宅捜索を受けた際に、大麻が見つかって逮捕されたと聞きました。無関係の事件で家宅捜索中に逮捕することは認められるんですか?

A. 警察官による家宅捜索(いわゆるガサ入れ)は、警察官が勝手に行えるものではなく、原則として警察官が裁判官に家宅捜索の許可を申し入れ、裁判官がこれを許したときにのみ行うことができます。

そして、裁判官から、家宅捜索を行う日時や場所、捜索を行う対象などを記した捜索差し押さえ令状が発布され、警察官は家宅捜索を行う際に、捜索の対象になっている人や、捜索場所の持ち主にその令状を見せて、その令状に記載された範囲についてのみ捜索するということを、捜索を受ける相手方に伝えなければなりません。

これは、警察官が、これ幸いとむやみに家宅捜索を行って、容疑がかけられている一般人の権利を侵害することがないように、警察官自身が捜索の範囲を認識し、同時に一般人に不利益が生じる範囲を理解してもらうためです。

ただし、裁判官が発布した捜索差押令状に基づき、家宅捜査を受けた際、捜索差押令状に記載された罪以外に、法律で所持することが禁止された禁制品(拳銃や薬物など)が発見されて、捜索の対象となっている人が何らかの犯罪を行ったことが明白であれば、現行犯逮捕されることはあります。
なぜなら、捜索差し押さえは、その対象を明らかにして、一般人の権利を侵害しないように注意して行われていますが、一般人の方が一見して罪を犯していることが明らかな場合は、これを逮捕しても、一般人の権利を侵害することにはならないといえるからです。

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