刑事事件解説<山本太郎その2>

今回は、ニュースなどで巷を賑わせた刑事事件について解説します。

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佐賀県の玄海原発の再稼働をめぐり、佐賀県庁に侵入し抗議活動したとして建造物侵入などの疑いで、俳優の山本太郎さん(36)ら数人を京都市の行政書士の男性(27)が告発、佐賀地検が受理したことが分かりました。
山本さんは7月11日、反原発団体のメンバーら約150人と佐賀県庁を訪れ、再稼働への抗議活動を展開し、県庁内 に入って古川康知事との面会を求めましたが、告発状では「バリケードを乗り越えるなどして県庁に入っている」などという点が指摘されています。(共同通信2011年9月21日19時38分配信)

Q. 告発されたら逮捕されるんですか?告訴とは違うんですか?

A. 告発は誰でも出来ますが、告訴は、犯罪の被害者や、被害者と一定の関係にある告訴権者だけがすることができます。

告訴・告発の対象となる犯罪が、悪質な重大事件である場合には、逮捕されることがあります。逮捕されるかどうかは、もっぱら対象となる犯人につき、逮捕の必要性、つまり、逃亡のおそれや罪証隠滅のおそれがあるか否かという点から判断されます。

犯罪の種類によっては、告訴・告発されることが、刑事裁判を受ける条件となっているものもあります。

Q. 山本太郎さんは、現在、法律的にはどういう立場なんですか?芸能活動をして、テレビに出たりすることはできるんですか?

A. 山本太郎さんは、告発され、これが検察庁で受理されたということなので、被告発人として犯罪の捜査の対象者である被疑者の立場にあるということになります。

一般的に、告発されただけでは、職業上の制限を受けることはありません。

山本さんが芸能活動をするかどうかは、今回問題となった抗議行為の目的や態様、社会的影響などを考慮し、山本さん自ら、又は山本さんの所属するプロダクションが活動を自粛するかどうかを任意に判断することになるだけで、法的に活動が制約されることはありません。

ちなみに、法的に職業上の制約を受ける場合としては、公務員や弁護士などの資格を有する者が、刑罰を受けた場合に、法律で規定された「欠格事由」に該当し、資格等を剥奪される場合などがあります。

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