「LINEを通して援助交際をしてしまったがバレることはあるのか。」
「何をすると児童買春に当たるか知りたい。」
LINEなどの通信アプリで児童買春をしてしまった方へ。
18歳未満の児童との性交渉は、逮捕の可能性があります。このページでは、児童買春の成立要件や発覚の流れについて解説しています。
児童買春に強い弁護士に相談して、事件を早期解決しましょう。
よくある弁護士相談
別に警察に発覚したというわけではないのですが、使っているアプリに関する件で、心配なので、聞いてください。
先生はLINEって知っていますか?
iPhoneやAndroidのスマホでも使えるアプリで、入れた人同士、無料でメールや電話をすることができます。LINEにとっての電話番号・メアドにあたるIDを交換するためのインターネットの掲示板があり、私はそこで女子高生と知り合い、プチ援をやっています。
プチ援というのは、援助交際のように、援助をしてセックスまでするのではなく、手や口でしてもらうだけの軽い援助です。セックスまでしてしまうと犯罪で罪が重いと聞いたので、いつも私はプチ援で済ませていました。
ところが、この前、プチ援でも犯罪になるという噂を耳にしたので心配になりました。プチ援でも援助交際と同じように罰せられるものでしょうか?
LINEでは、援助する金額や女の子にしてもらうことに関する話はほとんどしていなくて、待ち合わせの場所などを連絡するだけなのですが、こういう場合でも、警察には発覚してしまうものですか?
私の職場は愛知県警本部の近くにあるですが、近頃は、その建物の近くを通るたびに、動悸が高まってしまう状態です。
よくある解決パターン
自分の児童買春が犯罪になると知り、不安でどうしようもなくなったので、アトムの弁護士に事件を依頼しました。まだ警察が介入していない段階だったので、弁護活動ではなく、緊急時に備える顧問弁護活動を依頼しました。
事件を依頼した後は、私の希望どおり、定期的に月1回の相談会を開いてくれて、とても安心することができました。何かちょっとした不安にかられても、弁護士に直接電話で疑問点を聞くことができて、とても助かりました。
結果としては事件が警察にばれることはなかったですが、顧問弁護を依頼したことで、不安から解放されて生活することができたので、とてもよかったです。
刑事弁護士からのアドバイス
プチ援交にも、児童買春の罪が成立します。児童買春とは、「児童に対し、対償を供与し、性交等をすること」をいいます。
「児童」とは、18歳未満の者です。
「対償」とは、児童が性向等をすることに対する反対給付をいいます。現金だけでなく、物をあげることも含まれます。
「性交」等とは、性交もしくは性交類似行為をし、または自己の性的好奇心を満たす目的で、児童の性器等(性器、肛門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは児童に自己の性器等を触らせることをいいます。ご相談者のいう「プチ援交」も、児童に手淫行為、口淫行為という「性交類似行為」をさせるものなので、児童買春の罪が成立することになります。
援助交際が発覚するのは、女の子が警察に補導されたり、親に携帯を見られたりした場合が多いです。「LINE上では金額をやり取りしていないから安心」といったことは全くありません。
女の子が補導されて、警察の捜査に協力したら、逮捕状を得るだけの証拠は簡単に固められます。最終的にご相談者の事件が発覚するかは、女の子の状況にもよるので、現段階では何とも言えません。
刑事事件に強いアトムの弁護士相談を受ければ、ご相談者は、ご自身の事件に関して、過去の同様のケースを踏まえて、逮捕・立件される見込みがどれくらいあるのか知ることができます。
また、顧問弁護を依頼することで、突然逮捕された場合に備えて準備を進めることができます。
弁護士コラム「LINEで児童売春、警察に発覚するか?捕まる確率は?」
本文でも説明したように、ラインで連絡を取って女の子と落ち合い、それから金額等を話して援助交際をしたという児童売春の事案でも、後日、警察に発覚することがあります。女の子が補導された際、あなたとのラインでのやり取りを警察に閲覧され、女の子があなたと援助交際をしたことを話す場合があるからです。
実際に捕まる確率は、何とも言えません。ケースバイケースです。女の子の状況やあなたとのやり取りの状況によって異なります。児童買春の案件は、証拠が固まりさえすれば、基本的には被疑者を逮捕して捜査が進められます。捕まる確率は、有罪の証拠がどの程度集まっているかに大きくかかっています。