「交通事故を起こしてしまったが示談金や賠償金はどれくらいかかるのだろうか…」「示談など、まず何をすればよいのだろうか…」
交通事故の示談や損害賠償について相談したい方へ。このページでは、示談や損害賠償の相談の仕方と示談成立のメリットについて解説しています。
交通事故の示談交渉に強い弁護士に相談して、事件を早期解決しましょう。
交通事故を起こしてしまいました。損害賠償をしたり、示談するとどんな効果がありますか?
交通事故を起こしてしまった場合、示談や損害賠償はとても重要です。示談成立の有無や被害者感情は、刑事手続上の処遇にも、大きな影響を与えます。
示談成立が威力を発揮する場面
① 逮捕・勾留を阻止
逮捕・勾留等の身体の拘束は、主に逃亡や証拠隠滅を防止するために行われます。被害者側と示談が成立していることは、被害者に謝罪の気持ちを示し、罪を認め逃げ隠れしないという意思を表しているといえるので、捜査機関側は、被疑者が逃亡したり証拠隠滅を行う可能性は低いと考えます。そこで、示談成立で、逮捕・勾留を阻止することができます。
② 不起訴処分を獲得
検察官が「起訴」をすると裁判が始まります。起訴するか否かを決定できるのは、原則検察官だけです。そして、検察官はその決定を行う際、様々な事情を考慮して判断をすることが認められています。ここで考慮される事情の中で、「示談成立の事実」が大きな力を持つのです。被害者との間で話し合いが済んでいるのなら、あえて刑罰を科す必要まではない、と考えられる可能性があるのです。
③ 執行猶予付判決を獲得
示談は成立したものの事件の重大性から起訴されたり、起訴された後に示談が成立するということもあるでしょう。こうした場合でも、示談の成立は無意味ではなく、裁判で下される刑の重さに大きく影響します。具体的には、執行猶予付判決の可能性があることです。執行猶予が付いた場合は、実際に刑務所に入る必要がなくなります。刑務所に入らないで済むかどうかは、その後の社会復帰に大きな影響を与えます。その執行猶予付判決獲得に役立つ事実として、示談の成立があります。
示談の相談は誰にしたらいいですか?
示談交渉を、加害者が自ら行うのは、物理的に不可能なケースも多いですし、決してお勧めできません。
示談交渉をしようにも、そもそも身体を拘束されている場合には、柔軟な対応が不可能です。また、示談する前提として、被害者の方の中には、加害者側と直接会うことを拒絶する方も少なくないですし、会えたとしても、互いに感情的になってしまい、まとまる話もまとまらなくなってしまう可能性があります。示談交渉の過程でもめてしまっては、被害者の感情を逆なでし、まさに逆効果です。
示談を、適切なタイミングに適切な方法で進めるには、やはり早い段階で弁護士に相談するのが、安全・安心でしょう。
そして、執行猶予付判決よりも不起訴処分の方が、さらには、そもそも逮捕・勾留を防げる方が、色々と負担も少なく、日常生活への復帰も容易になります。少しでも早い時期に弁護士に相談することが、多くの選択肢の中での柔軟な対応を可能にします。
損害賠償の相談は誰にしたらいいですか?
示談交渉を弁護士に依頼すれば、当然賠償額の交渉も弁護士が行います。
当事者だけで話し合うと、適正な金額も分からず、なかなか話がまとまりません。そして、最も注意が必要なのは、後に争いが再燃しかねないことです。本来、弁護士が間に入って適切に交渉をすれば、示談の成立をもって事件は終結し、二度と蒸し返しが起こらないように約束が結ばれます。法律の専門家を入れないと、この点が曖昧になり、いつまでたってもスッキリと解決されないおそれがあります。
また、他人の示談交渉を代わりに行うということは、誰もが自由にできるわけではありません。法律資格とよばれる資格を保有している人にも、行うことができる活動には様々な制限かかけられています。
その制限が最も少ないのが、弁護士です。一度弁護士にご相談頂ければ、あらゆる悩みをまとめて解決することができるのです。