「事件の被害者の方に謝罪をしたいと思っている。」
「実際に示談が成立して前科を防いだケースを知りたい。」
刑事事件の示談についてお悩みの方へ。
このページでは、過去にアトム法律事務所が受任した事件で、被害者の方との示談が成立したことで刑事事件化や前科が付くことを防いだ実例を紹介しています。
刑事事件に強い弁護士に相談して、スムーズに示談交渉を進め、事件を早期解決しましょう。
示談ができれば、逮捕されても、その後の刑事手続きが変わります。
本当に犯罪行為をしてしまっていたのであれば、まず被害者に謝罪を尽くし、損害を弁償することが大切です。被害者の方が謝罪を受け入れ、両者で示談を締結できた場合は、その後の刑事手続きにおいて、有利な事情として考慮してもらえることがあります。
(1)示談することで、刑事事件化することや逮捕を回避できる場合があります。
示談をしたということは、加害者側にとっては、事件について隠し立てするつもりがないことを示し、被害者側にとっては、刑事処罰を望まないという旨の意思表示になるからです。
(2)示談することで、前科を避けられる場合があります。
示談の際に、被害者の方から「事件を許す」という意向を示してもらえれば、あえて国家が介入して処罰する必要性が薄いとして不起訴処分となり、前科がつくことを避けられる場合があるからです。
(3)示談することで、留置場から釈放されたり刑務所に入らずに済む場合があります。
示談により当事者間で事件が解決したことが示されるため、これ以上の捜査の必要性がないと判断されるからです。示談して釈放されると、家に戻って日常生活を送ることができますし、その後不起訴処分が下されれば、警察署に戻る心配もありません。
示談ができれば、起訴された場合でも、執行猶予が付けてもらえ、刑務所に入らずに済む場合があります。これは、示談によって、反省して弁償を尽くしたとして、裁判官の心証を良くすることができるからです。
示談をして、刑事事件のトラブルを解決したアトムの弁護活動の一例
文書偽造事件で示談が成立し、刑事事件化を阻止したケース(160号事件)
事件の概要
ご依頼者様(会社員、20代男性、前科なし)が、日曜日の夜、男性医師のみを対象とした出会い系パーティーで、あらかじめパソコンを用いて偽造していた医師の免許状を見せ、パーティー会場の中に入った容疑をかけられた事件。
解説
弁護活動を尽くした結果、被害者と示談が成立し、事件は立件されずに終了しました。
盗撮事件で示談が成立し、不起訴処分で前科を阻止したケース(大阪24-070号事件)
事件の概要
ご依頼者様(無職、30代男性、前科なし)が、温泉施設内のシャワールームにおいて、女性が使用するシャワー室の内部を、しゃがんで下からビデオ撮影した容疑で逮捕された事案。
解説
多数の余罪の存在が疑われ、身柄拘束が長期化するおそれもありました。しかし、弁護士が間に入って捜査機関対応を行うことで、執拗な捜査の継続はなされませんでした。また、被害者側との示談も早期にまとめ、結果、事件は不起訴処分で終了しました。
盗撮事件で示談が成立し、不起訴処分で前科を阻止したケース(東京24-070号事件)
事件の概要
ご依頼者様(会社員、40代男性、前科なし)が、駅構内のエスカレーターで、携帯電話を用いて盗撮行為を行った容疑で逮捕された事案。
解説
被害者の方との示談交渉に尽力し、不起訴処分で終了しました。