「刑事事件で示談をする意味はある?」
「被害者に示談を拒否されたらどうする?」
このページでは示談の意味とメリットについて説明しています。
示談とは?示談書は必要?
そもそも示談ってなんですか?
示談とは「民事上の責任を当事者同士の話し合いによって解決する手続き」を言います。
刑事事件においては、加害者が被害者に対し賠償金や慰謝料を示談金として支払い民事上の責任を解消します。
被害者は示談金を受けとり、事案によっては加害者を許したり、被害届や告訴を取り下げたりします。
示談書は必要?
示談は口頭でも成立します。
しかし、後々その内容で揉めたり、問題を蒸し返された時に客観的な証拠として必要になるので、示談書という形で合意内容を明文化しておくことは重要です。
示談書によって当事者間では事件が解決したことを捜査機関や裁判所に証明できれば、その後の処分で有利に働く可能性が高いです。
示談のメリットとは?どうやったら示談を締結できる?
示談のメリットとは?
示談は「被害者に賠償を尽くした」という事実や、条項によっては「被害者が加害者を許した」「被害者は加害者を処罰することを望んでいない」といった事実を証明する証拠となります。
これら事実は、起訴猶予での不起訴処分獲得の可能性を大きく引き上げる要素となります。
示談締結の方法とは?
示談締結には被害者の連絡先を入手する必要がありますが、被害者の方の多くは加害者本人に連絡先を教えることを拒否します。
捜査機関も加害者本人に被害者連絡先を教えることはほぼありません。
「加害者本人に連絡先は教えない」といった条件で弁護士を間に挟めば、被害者の連絡先の入手について可能性は高まります。
弁護士に依頼するメリットとは?
先述の通り、そもそも弁護士に依頼しないと示談交渉を開始できないというケースは多いです。
また、弁護士は自身の知識と経験から被害者の心情に配慮した交渉を行うことができます。
交渉に際し、事案ごとに示談金の相場を把握し、双方の要望を取り入れながら適切な落としどころを模索できます。
アトム法律事務所では24時間・365日対応の相談予約受付窓口を開設しています。
・示談すべき?
・示談を締結して不起訴になりたい!
そのような方は以下の窓口からお気軽にお問い合わせください。