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  4. ケース2872

執行猶予中に書店でコミックを万引きした窃盗の事例

事件

窃盗

逮捕の有無

逮捕・勾留あり

事件の結果

実刑判決

解決事例まとめ

京都支部の弁護士が受任した窃盗事件。被害店舗に弁償しましたが、執行猶予中の再犯のため、懲役10か月の実刑判決となりました。

事件の概要

依頼者の夫である50代の会社員の男性が、京都市内の書店でコミック本3冊(販売価格合計約1,500円)を万引きしたとされる窃盗事件です。事件から約2か月後、警察による家宅捜索が行われ、男性は任意同行を求められた後に逮捕されました。警察から職場にも連絡があったとのことです。男性には同種の前科があり、約1年半前にも窃盗事件で執行猶予付きの判決を受けていました。執行猶予期間中の再犯であったため、実刑判決や会社からの解雇を強く心配した妻から、今後の刑事処分について相談がありました。

罪名

窃盗

時期

逮捕後の依頼

弁護活動の内容

本件は執行猶予期間中の再犯であり、実刑判決の可能性が非常に高い事案でした。受任後、速やかに被害店舗に対して被害品の代金全額を弁償しました。さらに、弁護士は当事者に窃盗症(クレプトマニア)の可能性があると判断し、専門の医療機関での入院治療を促しました。公判では、再犯防止に向けた具体的な取り組みとして、治療を受けている事実を証明する診断書や、治療の一環として記録していた日記などを証拠として提出しました。検察官は当初これらの証拠の大部分に同意しませんでしたが、弁護士が交渉し、また裁判所の手続きを経ることで、最終的に証拠として採用されました。これにより、当事者が真摯に更生に取り組んでいることを裁判官に強くアピールしました。

活動後...

  • 起訴後に保釈
  • 示談成立

弁護活動の結果

被害店舗への被害弁償は速やかに完了しました。起訴後は保釈請求が認められ、当事者は一時的に身柄を解放されました。しかし、前回の執行猶予判決から1年以内という短期間での再犯であった点が重く見られ、最終的に懲役10か月の実刑判決が下されました。検察官からの求刑は懲役1年6か月でしたが、判決では大幅に刑期が短縮されました。これは、被害弁償を尽くしたことや、専門の医療機関に入院して窃盗症の治療に真摯に取り組んでいることなど、弁護活動を通じて主張した情状が裁判所に認められた結果といえます。厳しい状況の中でも、可能な限りの減軽に繋がった事案です。

結果

懲役10か月

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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