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  4. ケース2198

知的障害のある男性が保育所に侵入した建造物侵入の事例

事件

住居・建造物侵入

逮捕の有無

逮捕からの早期釈放

事件の結果

不起訴で前科回避

逮捕で身柄拘束

前科がつかずに解決

解決事例まとめ

埼玉大宮支部・加藤妃華弁護士が担当した建造物侵入の事例。示談は不成立でしたが、弁護活動により早期に釈放され、不起訴処分となりました。

事件の概要

依頼者の息子である40代の男性は、知的障害があり、障害者雇用枠で会社員として勤務していました。ある休日、運動不足解消のため父親に促されて散歩に出かけた際、近所の休園中だった市立保育所の敷地内に立ち入り、窓から建物の中に侵入しました。建物内に何があるか興味があったという理由でした。警備会社からの通報で警察官が駆けつけ、男性は建造物侵入の容疑で現行犯逮捕されました。逮捕の連絡を受けた父親が、息子が知的障害を抱えていることへの不安や今後の手続きへの懸念から、当事務所に相談し、弁護を依頼されました。

罪名

建造物侵入

時期

逮捕後の依頼

弁護活動の内容

受任後、弁護士は直ちに警察署へ接見に向かいました。当事者には知的障害があり、事件の経緯を聴き取るのに工夫が必要でした。ご家族は早期の身柄解放を強く望んでいたため、弁護士は検察官に対し、勾留請求をしないよう求める意見書を提出しました。意見書では、本件が単なる興味本位によるもので悪意がないこと、当事者に知的障害があること、定職に就き両親と同居しており身元が確実であること、家族が今後の監督を誓っていることなどを主張しました。また、被害を受けた保育所に対して謝罪の申し入れを行いましたが、これは受け入れられませんでした。

活動後...

  • 早期釈放
  • 示談不成立

弁護活動の結果

弁護士が検察官に意見書を提出した結果、勾留請求は見送られ、男性は逮捕から2日後に釈放されました。これにより、身体拘束を最小限に抑えることができました。被害者である保育所との示談交渉は成立しませんでしたが、検察官は諸般の事情を考慮し、本件を不起訴処分としました。弁護士が謝罪の再度の申し入れについて検察庁に連絡した際に、既に処分が下されていたことが判明しました。結果として、依頼者の息子は前科がつくことなく、職場や日常生活に戻ることができました。知的障害のある方の事件では、特性を理解した弁護活動が重要となります。

結果

不起訴処分

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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弁護活動の結果不起訴処分

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弁護活動の結果略式罰金10万円