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  4. ケース4114

音信不通の友人を案じた行為が暴行罪に問われた事例

事件

暴行

逮捕の有無

逮捕・勾留あり

事件の結果

罰金で実刑回避

逮捕で身柄拘束

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

新宿支部・松井浩一郎弁護士が担当した暴行事件。控訴審から受任し、罰金10万円の原判決が破棄され、未決勾留日数が算入される判決を獲得しました。

事件の概要

依頼者は30代の経営者の男性です。長年の友人である女性が精神的に不安定な状態で音信不通になったため、心配して女性の自宅付近を訪れました。路上で遭遇した際、女性がふらついていたことから、自殺を危惧し、肩を掴んで引き留めたり、意識をはっきりさせるために頬を軽く叩いたりするなどの行為を続けました。しかし、この様子を見た第三者から通報され、駆け付けた警察官によって事情を聴かれました。翌日、依頼者は暴行の容疑で逮捕・勾留され、後に起訴されました。第一審では、早期の身柄解放を望む家族の意向もあり、不本意ながら罪を認めて罰金10万円の判決を受けました。しかし、依頼者自身は暴行の故意を強く否定しており、前科がつくことを避けるため控訴を決意し、当事務所に相談されました。

罪名

暴行

時期

起訴後の依頼

弁護活動の内容

本件は控訴審からのご依頼でした。依頼者の一番の望みは無罪判決を獲得し前科を回避することでしたが、第一審で一度罪を認めているため、判決を覆すことは極めて困難な状況でした。そこで弁護人は、依頼者と被害女性との長年の友人関係や、当時の被害者の精神状態といった背景事情を丁寧に主張することにしました。具体的には、①依頼者の行為は、自殺の危険があった被害者を救うためのものであり、社会通念上許される範囲で「不法性」がないこと、②仮に暴行にあたるとしても、やむにやまれぬ状況下での行為であり「緊急避難」が成立すること、の2点を中心に控訴趣意書を作成し、無罪を主張しました。

活動後...

  • 釈放済み

弁護活動の結果

控訴審の公判では、弁護側が提出した証拠は採用されず、主張を補強する機会は得られませんでした。しかし、判決では「原判決を破棄する」という予想外の主文が言い渡されました。結論として罰金10万円の有罪判決自体は維持されましたが、第一審で全く考慮されなかった約3ヶ月間の未決勾留日数が罰金額に算入されました。これにより、依頼者は実質的に罰金を納付する必要がなくなりました。完全な無罪判決ではありませんでしたが、弁護人の主張が判決内容に影響を与えた結果となり、依頼者からは「戦ってよかった」と感謝の言葉をいただきました。

結果

罰金10万円

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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暴行の関連事例

薬局店内で店員の足を傘で叩いた暴行の事例

依頼者は40代の会社役員の男性です。持病の薬を受け取るために薬局を訪れましたが、処方箋の不備を理由に薬をすぐにもらえず、長時間待たされた末の対応に腹を立てました。薬が切れることへの強い不安もあり、口論の末、男性店員の足を傘で3回叩いてしまいました。後日、店員が警察に被害届を提出。依頼者は警察の取り調べを受け、事件は検察庁に書類送検されました。依頼者は会社の役員であり、罰金刑を受けると会社の営業許可が取り消されるという重大な不利益を被るため、不起訴処分による前科回避を強く希望。当初依頼していた弁護士の方針に不安を感じ、当事務所に相談されました。

弁護活動の結果不起訴処分

夫婦喧嘩で妻に暴行し、傷害罪で逮捕された事例

eyecatch quarrelRoad man woman

依頼者は30代の男性(会社役員)。自宅で、幼い子どもが転倒して怪我をしたことをきっかけに妻と口論になりました。口論がエスカレートし、妻から蹴られるなどの暴行を受けた後、依頼者も妻の顔を複数回殴るなどの暴行を加えてしまいました。その後、家を出た妻が警察に保護され被害を申告したことで、依頼者は後日、傷害の容疑で逮捕されました。逮捕の連絡を受けた依頼者の父母が、状況の確認と今後の対応について相談するため、当事務所に連絡しました。

弁護活動の結果不起訴処分

店舗のオーナーに傘で殴りかかるなどした暴行の事例

eyecatch hitIzakaya woman staff

依頼者の娘(40代女性)が、店舗のオーナーの接客態度に腹を立て、持っていた傘でオーナーの頭や腕を数回殴った上、足蹴りにするなどの暴行を加えたとされる事件です。当事者の女性は、事件から数か月後、暴行容疑で通常逮捕されました。逮捕後、勾留と勾留延長が決定。当事者の父母から、当初依頼していた弁護士から変更したいとのご相談を受け、当事務所が勾留延長の段階で弁護活動を開始しました。当事者の女性は統合失調症を患っており、取り調べに対しては「覚えていない」などと話していました。

弁護活動の結果不起訴処分

コンビニ駐車場でのトラブルによる傷害事件で、不起訴を獲得した事例

依頼者は50代の会社員の男性です。コンビニの駐車場で、駐車の際に割り込みをされたことがきっかけで被害者の男性と口論になりました。その末、カッとなり相手を掴んで殴ってしまい、全治7日間の擦り傷を負わせたとして、傷害の疑いで現行犯逮捕されました。逮捕から2日後、勾留請求が却下され釈放されました。相談当初、依頼者は殴ったことを否認していましたが、会社には事件のことが伝わっており、解雇される可能性がありました。過去に飲酒運転による罰金前科があったこともあり、刑事処分を軽くすることと、示談成立を目的に当事務所へ依頼されました。

弁護活動の結果不起訴処分

共同経営者への日常的な暴行で耳が変形する傷害を負わせた事例

eyecatch fightOffice man man

依頼者は40代の自営業者で、共同経営者である同級生の仕事ぶりに立腹し、日常的に殴るなどの暴行を加えていました。その結果、被害者は両耳の変形や打撲などの傷害を負いました。警察は介入していませんでしたが、被害者の父親が弁護士を立てる意向を示したことから、今後の対応に不安を覚え、妻と共に当事務所へ相談に来られました。依頼者には過去に暴行での前歴(不起訴)があり、実刑判決になるのではないかと強く懸念していました。

弁護活動の結果事件化せず