依頼者は30代の会社員男性です。会食で多量のアルコールを摂取し、泥酔状態で帰宅しましたが、その際の記憶がほとんどありませんでした。後日、自宅のポストに警察から「住居侵入の件でお話をお聞かせください」という内容の書類が入っていました。依頼者は、記憶がないものの、自分が住むマンションの同じ階の別の部屋に誤って入ってしまったのではないかと推測しました。逮捕の可能性や今後の取り調べへの対応に強い不安を感じ、当事務所へ相談に来られました。
依頼者は身柄拘束の回避と被害者への謝罪を強く望んでいました。受任後、弁護士が直ちに警察の担当者に連絡したところ、警察は防犯カメラの映像から「泥酔しており住居侵入の故意があったとは断定し難い」との見解を示し、当事者間での解決を促す姿勢でした。そこで弁護士は、警察から被害者の連絡先を入手して速やかに連絡を取り、謝罪の意を伝えた上で示談交渉を開始しました。被害者側が良識的な人物であったこともあり、交渉はスムーズに進みました。
弁護士による交渉の結果、示談金60万円で被害者との示談が成立し、宥恕(加害者を許すという意思表示)も得ることができました。示談成立後、弁護士は速やかに示談書の写しを警察に提出しました。警察は被害者の処罰感情がなくなったことを確認し、被害届を正式に受理せず、送致せずに捜査を終了することを確約しました。その結果、本件は刑事事件化することなく解決し、依頼者は前科が付くことを回避できました。
迅速な対応と助言により事件化を回避していただきました。

狩野先生におかれましては、今回ご相談させていただいた案件において、迅速な対応と適宜ご助言もいただき、事件化なしという形に導いていただきました。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。こちらの都合にも合わせていただきながら、先方、警察とのやり取りについてご報告いただき、また、不安な部分や懸念される部分についても親身に相談に乗っていただき、先方様にもご納得いただける形で示談が成立したことについて、何より御礼申し上げます。今後このような事態を起こさぬよう、自らを律して生活してまいります。重ねてではありますが、この度は本当にありがとうございました。