1. »
  2. »
  3. »
  4. ケース124

同種前科が多数ある無免許運転で実刑判決になった事例

事件

道路交通法違反

逮捕の有無

逮捕なし

事件の結果

実刑判決

解決事例まとめ

横浜支部・野尻大輔弁護士が担当した道路交通法違反の事案。被害者がいないため示談はなく、最終的に懲役4月の実刑判決となりました。

事件の概要

依頼者は40代の会社経営者の方です。仕事で社用車を運転していたところ、携帯電話を使用していたことで警察官に停止を求められ、その際に無免許運転であることが発覚しました。依頼者は在宅のまま捜査を受けましたが、その後、無免許運転の罪で起訴されました。依頼者には同種の前科が複数あり、直近では服役した経験もありました。相談当初、依頼者は前回の服役から7年ほど経過していると認識しており、今回は執行猶予付きの判決を強く望んでおられました。会社を経営している立場上、実刑判決は何としても避けたいという状況で、公判請求をされた後に当事務所へご相談に来られました。

罪名

道路交通法違反

時期

起訴後の依頼

弁護活動の内容

依頼者は執行猶予判決を強く希望されていましたが、受任後に弁護士が記録を精査したところ、前刑の出所から4年弱しか経過していないことが判明しました。これにより、法律の規定上、執行猶予を付けることができず、実刑判決が避けられない事案であることが明らかになりました。そこで弁護方針を、可能な限りの情状弁護を行い、科される刑を少しでも軽くすることに切り替えました。具体的には、過去の違反も含めて原因と対策を深く考察した反省文の作成、交通遺児育英会への贖罪寄付、交通安全に関するDVDを視聴しての学習など、反省の態度を具体的に示す活動を行いました。さらに、自ら設立した会社の代表職を辞任し、婚約者からの上申書や、母親と元上司に情状証人として出廷してもらうなど、更生に向けた環境が整っていることを主張しました。

活動後...

  • 逮捕なし
  • 被害者なし

弁護活動の結果

本件は無免許運転であり、被害者が存在しないため、示談交渉はありませんでした。公判では、検察官から懲役5月が求刑されました。これに対し、弁護側はこれまで行ってきた反省の意を示す具体的な行動や、家族・関係者の協力体制が整っていることなどを情状酌量を求める事情として主張しました。その結果、判決では求刑から1か月減軽された懲役4月の実刑判決が言い渡されました。執行猶予が付かない厳しい状況でしたが、情状弁護を尽くしたことで、求刑よりも短い刑期となりました。無免許運転は繰り返されやすい犯罪ですが、本件のように実刑が避けられない場合でも、真摯な反省と具体的な行動を示すことで、最終的な処分に影響を与えることが可能です。

結果

懲役4か月

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

刑事事件でお困りの方へ
無料相談予約をご希望される方はこちら
24時間365日いつでも相談予約受付中 0120-204-911

※ 無料相談の対象は警察が介入した事件の加害者側です。警察未介入のご相談は原則有料となります。

道路交通法違反の関連事例

自動車で自転車に衝突し怪我を負わせた過失運転致傷の事例

eyecatch kasitsuunten carBicycle

依頼者は30代の会社員男性。自動車で大通りに入ろうとした際、左方向への注視を怠り自転車と衝突し、乗っていた20代女性に足首の捻挫等の怪我を負わせました。その場で救急車を呼ぶか尋ねましたが、被害者が急いでいたため名刺を渡して別れ、警察への事故報告はしませんでした。後日、被害者が警察に通報したため、警察から呼び出され現場検証を行いました。被害者が事故後の対応に「ひき逃げ」と捉え怒りを抱いていること、また自身に無免許運転による執行猶予付きの前科があったことから、刑事処分への不安を感じて相談に至りました。

弁護活動の結果不起訴処分

自動車運転中のひき逃げで過失運転致傷罪に問われた事例

eyecatch kasitsuunten carBicycle

依頼者のご子息(40代・会社員)が、自動車を運転中に自転車と衝突し、相手方に怪我を負わせたにもかかわらず、その場を立ち去ったという過失運転致傷および道路交通法違反(ひき逃げ)の事案です。本人は衝突時に硬い音がしたものの、軽い音だったため事故の認識が薄く、一度は現場を離れました。後に現場に戻ったものの、異常がないと判断して再び立ち去っていました。事件発生から約20日後、本人は逮捕・勾留されました。勾留されているご子息の状況を案じたご両親から、一刻も早く釈放させてほしい、事件を解決したいとのご要望で、当事務所へご相談いただくことになりました。

弁護活動の結果略式罰金50万円

死亡ひき逃げ事故を起こし、過失運転致死などの疑いをかけられた事例

eyecatch kasitsuunten carWoman

依頼者の妻である40代の女性が、夜間に自動車を運転中、道路を横断していた70代の女性をはねて死亡させたひき逃げの疑いがかけられた事案です。女性本人は「落下物を踏んだような記憶はある」と話しており、人をはねたという明確な認識はありませんでした。事故から数日後、警察官が自宅を訪れ、現場付近の防犯カメラ映像から車両が特定されたとして、女性は警察署で任意聴取を受けることになりました。警察からは、被害者が死亡していることや逮捕の可能性もあると告げられ、今後の対応に強い不安を感じた夫が当事務所に相談に来られました。

弁護活動の結果過失運転致死 不起訴処分、道路交通法違反(不救護・不申告) 略式罰金50万円

自動車で自転車と接触し走り去ったひき逃げ・過失運転致傷事件の事例

eyecatch kasitsuunten carBicycle

依頼者は40代の会社役員の男性です。自動車を運転中、都内の道路で対向してきた自転車と接触しました。被害者は30代の男性で、全治2週間ほどの怪我を負われました。依頼者は、被害者が転倒していなかったため、その場を離れてしまいました(ひき逃げ)。その後、在宅事件として警察の捜査を受けました。当初は別の弁護士に依頼していましたが、意思疎通がうまくいかないとの理由で、セカンドオピニオンとして当事務所へ相談され、正式に依頼を引き継ぐことになりました。

弁護活動の結果略式罰金10万円

酒気帯び運転で救急車に衝突し5名に傷害を負わせた過失運転致傷の事例

eyecatch kasitsuunten drunkDriving man

依頼者は40代の男性です。飲酒後、呼気1リットルあたり0.6ミリグラムを超えるアルコールが検出される状態で自動車を運転し、市内の交差点に差しかかりました。その際、サイレンを鳴らし緊急走行していた救急車と衝突し、救急車の運転手や同乗していた医師、患者とその家族など計5名に、最大で加療16日間の怪我を負わせました。事件後、依頼者は逮捕されることなく在宅で捜査が進められ、約8か月後に検察庁から公判に関する通知が届きました。正式な裁判になることを知り、弁護活動を依頼するため相談に来られました。相談時点で、加入していた任意保険会社を通じて被害者5名中3名とは示談が成立していましたが、残る2名とは接触を拒否されていました。

弁護活動の結果懲役1年 執行猶予3年