依頼者は、20歳の学生である息子の両親です。息子が学校内で肩がぶつかったことをきっかけに後輩を殴り、左眼球打撲及び網膜振盪の傷害を負わせました。被害届は提出されたようですが、警察は介入していない段階でした。被害者の両親との話し合いで、示談金として200万円と後遺障害発生時の補償を要求され、応じなければ警察に事件化してもらうと言われたため、金額の妥当性について相談に来られました。当初は示談書作成のアドバイスのみでしたが、高額な請求を受けて交渉が難航したため、正式に弁護活動を依頼されることになりました。
息子が学校を卒業できることを強く望む依頼者のため、受任後、弁護士が代理人として被害者側との交渉を開始しました。被害者の父親との連絡に時間がかかりましたが、最終的に「本人に任せている」との意向が示されたため、被害者本人と直接電話で交渉を進めることになりました。当初200万円という高額な請求でしたが、弁護士が慰謝料算定の客観的な基準(赤本)を用いて妥当な金額を提示したところ、相手方はこれに納得し、交渉は円滑に進みました。
交渉の結果、最終的に示談金62万円で示談が成立し、被害者から宥恕(加害者を許すという意思表示)もいただけました。これにより、事件化せずに終了となりました。当初の200万円という要求に対して、弁護士が介入し、客観的な基準に基づいて交渉したことで、適正な金額での解決が可能となりました。
加害者、被害者の両者に立った弁護活動のお陰で今があります。

拝啓 このたびは、子供の弁護活動をしていただきありがとうございました。家族が突然加害者になり、卒業や就職が今まで頑張ってきた全てが台無しになってしまう、どうしたら良いか分からず何も出来ない無力さで毎日不安に押し潰されそうになり悩んでいた時に、インターネットで、アトム法律事務所を知り、先生の挨拶文の中で「法律は弱い者(もん)の見方やあらへん、知ってる者(もん)の見方や」それゆえにアトムの弁護士を味方にしませんか?とありきたりではなく飾らない文面が印象に残り依頼しました。年の瀬の忙しい時にも関わらず、直ぐにあって話を聞いていただく事が出来「もう大丈夫ですよ、私にお任せ下さい。」と優しい笑顔で言われた事で毎日の不安から救われました。今の生活が送れるのも被害者、加害者の立場に立った弁護活動があったからだと思います。子供共々今回の事を真摯に受けとめ、二度とこの様な事が無いよう普通の生活が送れる大切さを忘れず真面目に頑張って生きたいと思っております。先生に出会えてよかった。先生を始めスタッフの皆様方にはお世話になりました。本当にありがとうございました。