依頼者は20代の会社員の男性です。医師を装い、会社の休憩室を診察室のように見せかけて、同僚の女性(当時18歳)を呼び出しました。そして、婦人科検診であると誤信させて抗拒不能な状態に陥らせ、陰部や肛門に指やバイブレーター、注射器などを挿入するわいせつな行為を行いました。後日、警察が依頼者の実家に家宅捜索に入り、DVDやタブレットなどを押収。依頼者本人は準強制わいせつの容疑で逮捕されました。逮捕の知らせを受けたご両親が、息子の事件について相談したいと、当事務所にお電話されました。
本件は、計画性が高く、使用された手段等の態様からも、極めて厳しい刑事処分が予想される重大事案でした。弁護士は、被害者様への謝罪と被害弁償を最優先に活動しましたが、被害者様のお気持ちを尊重した結果、示談の成立には至りませんでした。 そこで弁護士は、示談以外の方法で反省と謝罪の意を示すため、被害弁償金の準備が整っている事実を法廷で主張し、少しでも被害回復に努めようとする依頼者の姿勢を示しました。
また、本件の背景にある問題を根本的に解決するため、依頼者に専門家によるカウンセリング受診を継続させ、再犯防止に向けた取り組みを可視化しました。公判では、ご家族による厳格な監督環境が整っていることに加え、近く守るべき新しい家族が増えるという親としての重い責任を依頼者に自覚させ、更生への強い決意を裁判所に訴えました。 これらの主張を丁寧に積み重ねた結果、社会の中で治療と更生を継続する機会(執行猶予付き判決等)を求める弁護活動を展開しました。
悪夢の中から普通の生活に戻れました。先生方は命の恩人です。

この度は本当にありがとうございました。まさか自分の人生の身に、このような事が起こるとは思いもせず、まるで悪夢の中にいるようでした。しかし先生に担当していただき、的確なアドバイスや懸命な弁護活動のおかげで普通の生活に戻ることが出来ました。今ではかわいい子どもにも恵まれて、妻とは夫婦の絆が強くなりました。天職であったであろう仕事は失いましたが、家族は取り戻すことが出来ました。先生と事務所の方々は私の命の恩人です。何から何まで、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。この地獄の底の様な経験を前向きに捉え、もう一度もう一度己の人生に華を咲かせられるように、仕事でも父親としても前進していきたいと思います。本当にありがとうございました。