1. »
  2. »
  3. »
  4. ケース2097

助成金申請を代行し不正受給させた社会保険労務士の詐欺の事例

事件

詐欺

逮捕の有無

逮捕なし

事件の結果

不起訴で前科回避

逮捕なし

前科がつかずに解決

解決事例まとめ

名古屋支部・山下弁護士が担当した詐欺の事例です。被害会社に報酬を返還する形で被害弁償を行い、不起訴処分を獲得しました。

事件の概要

依頼者は40代で社会保険労務士として活動する男性です。助成金の申請代行業務において、受給要件を満たすように雇用契約書の内容を改変するなどの手口で、複数の依頼主の会社に助成金を不正に受給させていました。余罪は20~30件あり、被害総額は数千万円から1億円規模にのぼる可能性がありました。警察の捜査が始まり、在宅のまま4回ほど取り調べを受けましたが、このままでは起訴されるのではないかと不安になり、今後の対応について相談するため、当事務所へ来所されました。

罪名

詐欺

時期

警察呼出し後の依頼

弁護活動の内容

依頼者は社会保険労務士の資格を維持するため、不起訴処分を強く希望していました。しかし、余罪が多数あり被害総額も大きいことから、公判請求される可能性が高い事案でした。そこで弁護士は、依頼者が社労士会に自ら被疑事実を申告するよう助言。これにより、懲戒処分という社会的制裁が見込まれる状況を作り、検察官に対して刑事処分の必要性が低いと主張しました。また、検察官から提示された、立件された1件分の社労士報酬を全額返還するという条件を受け入れ、速やかに被害弁償を行いました。

活動後...

  • 逮捕なし
  • 示談不成立

弁護活動の結果

弁護活動の結果、検察官は弁護士の主張と依頼者の対応を評価し、事件を不起訴処分としました。受任から約3か月後のことでした。被害企業へは代理人弁護士を通じて交渉し、立件された事件に関する社労士報酬227,302円を全額返還する形で被害弁償を完了させました。公判請求を回避し不起訴処分となったことで、依頼者には前科がつきませんでした。これにより、社会保険労務士の資格を失うことなく、業務を継続できることになり、社会復帰への影響を最小限に抑えることができました。

結果

不起訴処分

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

お客様の声

不安で何も信じられない中、温かくご対応頂きました。

お手紙

この度は、大変お世話になりました。警察の捜査で、不安になり、何も信じられなくなっていた私の話を親身になって聞いていただき、かつ適切にアドバイスをいただいたおかげで不起訴処分になりました。お世話になった山下先生、中村先生には感謝の気持ちでいっぱいです。山下先生、適切なアドバイス、迅速なご対応ありがとうございました。中村先生、何もわからず不安でいっぱいの私の相談に温かくお応えいただき本当に助けられました。ありがとうございます。2人の先生の弁護がなければ、不起訴処分はなかったと思います。本当にありがとうございました。

刑事事件でお困りの方へ
無料相談予約をご希望される方はこちら
24時間365日いつでも相談予約受付中 0120-204-911

※ 無料相談の対象は警察が介入した事件の加害者側です。警察未介入のご相談は原則有料となります。

詐欺の関連事例

共犯者らと偽装事故を起こした保険金詐欺と資格試験詐欺の事例

依頼者は40代の会社員の男性です。インターネットで知り合った男に誘われ、自動車同士の偽装事故を企て、保険会社から搭乗者傷害保険金として合計15万円をだまし取りました。また、同じ仲間と共謀し、ある人物が資格試験で不正行為をしたと偽って金銭を脅し取ろうとしましたが、これは未遂に終わりました。さらに、別件で資格試験の代理受験を持ちかけて現金60万円をだまし取る詐欺事件にも関与していました。ある日、警察が自宅と会社に現れ、依頼者は任意同行の末に逮捕されました。逮捕直前に依頼者から「弁護士を探してほしい」と連絡を受けた妻が、今後の見通しや家族への説明方法などについて相談したいと、当事務所に来所されました。

弁護活動の結果懲役2年 執行猶予3年

知人に頼まれ口座を譲渡した詐欺・犯収法違反の事例

依頼者は、知人から「会社の口座ではサービスの登録ができないため、代わりに口座を作って貸してほしい」と頼まれました。依頼者はこの依頼を断り切れず、銀行にて譲渡する意図を隠したまま自身の名義で口座を開設し、知人に譲渡しました。その後、この行為が銀行に対する詐欺罪および犯罪収益移転防止法違反の疑いがあるとして、警察の捜査対象となりました。警察からは、共犯関係が疑われる知人との連絡をしないよう指示され、在宅のまま捜査が進められました。依頼者は前科前歴がなく、今後の刑事手続きや処分の見通しについて大きな不安を感じ、当事務所へ相談されました。

弁護活動の結果不起訴処分

特殊詐欺の受け子・出し子と給付金詐欺で複数回逮捕された事例

依頼者は20代の女性会社員です。借金返済のため、SNSの募集を通じて特殊詐欺グループに加担し、「受け子」や「出し子」として活動しました。高齢者からキャッシュカードをだまし取って現金を引き出すなどの詐欺・窃盗行為を複数回にわたり行いました。また、個人事業主を装い、国の持続化給付金100万円を不正に受給しました。ある詐欺未遂事件をきっかけに捜査が及び、逮捕に至りました。その後、捜査が進む中で余罪が次々と発覚し、合計4回にわたり逮捕・勾留されるという厳しい状況に置かれました。最初の逮捕の当日、遠方で一人暮らしをしていた依頼者の身を案じたご両親が、今後の見通しや対応について相談するため、当事務所に電話で連絡をくださいました。

弁護活動の結果懲役3年 執行猶予5年

SNSでのチケット詐欺。起訴後に執行猶予付き判決を獲得した事例

依頼者は20代のアルバイトの方です。SNS上でコンサートチケットの販売を装い、購入者から金銭をだまし取りました。この詐欺行為について、警察が在宅のまま捜査を進めていました。依頼者は、被害者と連絡を取り、だまし取った金額に慰謝料を加えた金銭を渡して謝罪していました。他にも同様の手口の事件がありましたが、それらはいずれも不起訴処分などで終了していました。しかし本件については、被害弁償を終えていたにもかかわらず、後日、検察官によって起訴されてしまいました。突然、裁判所から起訴状が届いたことに驚いたご両親が、今後の対応について相談するため、当事務所に来所されました。

弁護活動の結果懲役1年6か月 執行猶予3年

交際相手に嘘をつき金銭を受け取っていた詐欺で事件化を回避した事例

依頼者は20代の女性です。交際していた50代の男性に対し、実際には通っていないにもかかわらず「看護学校に通っている」と嘘をつき、生活費として合計300万円近くの金銭を受け取っていました。その後、依頼者から別れを切り出したことをきっかけに嘘が発覚したとみられ、弁護士である男性から詐欺罪にあたると指摘されました。さらに、男性の勤務する法律事務所へ来るよう呼び出され、「来なければ被害届を出す」と告げられたため、パニック状態に陥りました。どのように対応すればよいか分からず、呼び出し当日に当事務所へ相談し、そのまま依頼されることになりました。

弁護活動の結果事件化せず