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  4. ケース4037

電車内での痴漢容疑を否認し、嫌疑不十分で不起訴処分となった事例

事件

痴漢

逮捕の有無

逮捕からの早期釈放

事件の結果

不起訴で前科回避

逮捕で身柄拘束

前科がつかずに解決

解決事例まとめ

新宿支部・松井浩一郎弁護士が受任した痴漢の否認事件です。一貫して容疑を否認し続け、嫌疑不十分による不起訴処分を獲得しました。

事件の概要

依頼者は30代の会社員の男性です。通勤途中の混雑した地下鉄の車内において、女性に痴漢行為をしたとして、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反の容疑で現行犯逮捕されました。依頼者は逮捕当初から一貫して容疑を否認しており、「左手には重いトートバッグを持ち、右手は自分の腕の上に置いていたため、物理的に犯行は不可能である」と主張していました。依頼者は前科前歴がなく、結婚・転職した直後という状況でした。逮捕の知らせを受けたご家族が、今後の見通しや早期の身柄解放を強く望み、当事務所にご相談され、弁護士が初回接見に向かうことになりました。

罪名

東京都公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反(痴漢)

時期

逮捕後の依頼

弁護活動の内容

依頼者が一貫して無実を主張しており、痴漢に及ぶ動機も乏しいことから、弁護士は痴漢冤罪事件として弁護活動を開始しました。まず、依頼者の「両手がふさがっていて犯行は不可能だった」という主張を裏付けるため、事務所で事件当日の状況を再現した写真を撮影しました。トートバッグの重さや着ていたコートの形状なども含め、客観的な状況から犯行が困難であったことを示す準備を進めました。また、検察官には早い段階で、依頼者が無実を主張しており示談交渉には一切応じない方針であることを明確に伝えました。取調べに際しては、不合理な供述調書が作成されることを防ぐため、安易に署名押印しないよう助言しました。

活動後...

  • 早期釈放

弁護活動の結果

弁護方針として、示談交渉は一切行いませんでした。身柄は逮捕後に勾留されることなく釈放されましたが、在宅事件として捜査が続き、最終的な処分が決定するまでには約5か月を要しました。最終的に、検察官は本件を嫌疑不十分による不起訴処分としました。本件は、防犯カメラなどの客観的な証拠がなく、被害者の供述が中心となる事件でした。弁護士の助言のもと、依頼者が取調べで一貫して容疑を否認し続けたこと、また、犯行が物理的に困難であったとする弁護側の主張が考慮され、起訴を見送る判断に至ったものと考えられます。これにより、依頼者は前科がつくことなく事件を終えることができました。

結果

不起訴処分

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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