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  4. ケース609

特殊詐欺の受け子を紹介し、詐欺未遂に問われた大学生の事例

事件

詐欺

逮捕の有無

逮捕・勾留あり

事件の結果

執行猶予で実刑回避

逮捕で身柄拘束

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

新宿支部・太田宏美弁護士が受任した詐欺未遂の事例。被害者との示談は不成立でしたが、執行猶予付き判決を獲得しました。

事件の概要

依頼者は20代の大学生です。インターネットのゲームを通じて知り合った人物から高額なアルバイトの紹介を頼まれ、自身の大学の友人を特殊詐欺の「受け子」とは知らずに紹介してしまいました。その後、紹介した友人が現行犯逮捕されたことで、依頼者も詐欺未遂の共犯として逮捕されました。息子が逮捕されたことを知ったご両親が、国選弁護人ではなく私選弁護人による弁護を強く希望され、逮捕の翌日に当事務所へご相談、ご依頼いただくことになりました。

罪名

詐欺未遂

時期

逮捕後の依頼

弁護活動の内容

受任後、弁護士は直ちに警察署へ接見に向かいました。本件は組織的な詐欺事件と見なされたため、共犯者との口裏合わせを防ぐ目的で接見禁止命令が出されていました。しかし、依頼者本人の強い希望を受け、弁護士は両親と交際相手との面会を許可するよう求める接見禁止の一部解除を申し立てました。特に交際相手との面会は認められる可能性が低いものでしたが、粘り強い主張の結果、条件付きながらも認められ、本人の精神的な支えとなりました。また、被害者との示談は拒否されましたが、反省の意を示すために贖罪寄付を行いました。

活動後...

  • 起訴後に保釈
  • 示談不成立

弁護活動の結果

起訴後、弁護士は速やかに保釈請求を行い、これが認められたことで依頼者は身柄を解放されました。公判では、本人が詐欺の意図を認識していなかったこと、深く反省していること、贖罪寄付を行っていること、そして両親による監督が期待できることなどを主張しました。被害者との示談は成立しませんでしたが、これらの弁護活動が功を奏し、求刑懲役3年に対し、懲役3年執行猶予4年の判決が言い渡されました。実刑を回避できたことにより、依頼者は大学への復学の道が残され、社会生活に復帰することが可能となりました。

結果

懲役3年 執行猶予4年

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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弁護活動の結果事件化せず