全国24時間 0120-631-276
  1. »
  2. »
  3. 児童ポルノの有名裁判例

児童ポルノの有名裁判例

児童ポルノにかかる犯罪としては、「ネット上に児ポ動画像等を貼り付けた」「淫行に当たる行為をした際に動画像等を撮影した」といった態様が典型です。
この2つの犯行態様について最高裁まで争われた裁判例があるので、ここでご紹介します。

児ポ禁止法における「公然と陳列した」の定義について参考となる裁判例

裁判所名: 最高裁判所 事件番号: 平成21年(あ)第2082号 判決年月日: 平成24年7月9日

判決文抜粋

「(第三者がネット上に掲示していた児童ポルノについて、そのページのURLを掲示した行為)は,(略:児童ポルノ禁止法)7条4項の「公然と陳列した」に該当する」

弁護士の解説

児童ポルノをネット上に掲載する行為は、児童ポルノを不特定多数の者に提供したとされて罪に問われます。
この裁判例は児童ポルノそのものではなく、児童ポルノが掲載されていたwebページのURLについて「bbs」という部分を「ビービーエス」と改変するなどしたうえで掲載した行為について、審理されたものとなります。
結論としては、裁判官2名の反対意見などもありましたが、この行為は児ポ法違反の正犯(主犯)にあたると判断され、被告人は懲役8月執行猶予3年および罰金30万円の有罪となりました。

児ポ法と児童福祉法の淫行の罪とが併合罪になると判示した裁判例

裁判所名: 最高裁判所 事件番号: 平成19年(あ)第619号 判決年月日: 平成21年10月21日

判決文抜粋

「被害児童に性交又は性交類似行為をさせて撮影することをもって児童ポルノを製造した場合においては,(略:この行為は)併合罪の関係にあるというべきである。」

弁護士の解説

中学校の教員として勤務していた被告人が淫行をし、またその際にカメラで撮影をしたという事案について審理された裁判例です。
このケースでは、児童福祉法違反と児ポ禁止法違反の2つの罪が成立するとされましたが、最高裁でこの2つは併合罪の関係にあると示されました。
併合罪となった場合、刑の長期が引き上げられるので、より重い刑を科される可能性が出てきます。

刑事事件でお困りの方へ
無料相談予約をご希望される方はこちら
24時間365日いつでも相談予約受付中 0120-631-276
岡野武志弁護士
※ 新型コロナ感染予防の取組(来所相談ご希望の方へ)

※ 無料相談の対象は警察が介入した刑事事件加害者側のみです。警察未介入のご相談は有料となります。

児童ポルノの関連記事

児童ポルノで逮捕されたら|逮捕の流れと弁護士相談のメリット

児童ポルノで逮捕されたら|逮捕の流れと弁護士相談のメリット

児童ポルノを見た場合、状況によっては逮捕される可能性があります。児童ポルノ事件で捜査を受ける場合には…

2021/12/16
児童ポルノの時効は3年?5年?時効の意味と注意点

児童ポルノの時効は3年?5年?時効の意味と注意点

児童ポルノ禁止法では様々な行為が定められており、3年の時効のものと5年の時効のものがございます。公訴…

2021/12/16
弁護士が教える怖い警察の取り調べへの対応法|録音や拒否はできる?

弁護士が教える怖い警察の取り調べへの対応法|録音や拒否はできる?

取り調べでは、録音することは法的に禁止されていませんし、任意の取り調べであれば拒否をすることもできま…

2022/06/23
atom bengoshi 10

刑事事件を弁護士に無料相談する手順やメリットを解説

弁護士に法律相談をする手順やメリット、実際の弁護活動の内容を解説。 刑事事件でお困りの方はアトム法律事務所にご相談ください。

2022/01/11
在宅事件の流れを解説|逮捕される刑事事件との違いは?

在宅事件の流れを解説|逮捕される刑事事件との違いは?

在宅事件でも逮捕される可能性や起訴される可能性があります。不起訴処分を獲得するために、少しでも早い段…

2022/06/09