依頼者の娘(当時19歳、大学生)は、地方で下宿中、スーパーの駐車場から公道に出る際に、直進してきた自動車と衝突する交通事故を起こしました。事故後に警察を呼び、聴取を受けましたが、逮捕はされず在宅での捜査となりました。事故の相手方は、翌日から首に痛みを訴え、通院治療を続けていました。事故当時は未成年でしたが、その後20歳の誕生日を迎えたため、家庭裁判所から「検察庁に事件を送る」という逆送の通知が届きました。刑事事件として扱われることになり、今後の手続きや処分の見通しについて不安を抱いたご両親が、当事務所に相談に来られました。
本件は、事故当時に未成年だったため少年事件として扱われましたが、成人に達したため検察官に送致された(逆送)事案でした。弁護活動の主な目標は、不起訴処分を獲得し、依頼者の娘に前科がつかないようにすることでした。弁護士はまず、被害者との示談交渉を試みましたが、被害者からは警察を通じて「改めての謝罪は不要です。怪我も大したことはないので気にしないでください」との申し出があり、示談には至りませんでした。そこで弁護士は、示談は不成立であるものの、被害者に処罰を求める意思が全くないという事実を重視し、この点を検察官に強く主張する方針を取りました。
弁護士が、被害者の方に処罰感情が全くないことや、当事者が深く反省していることなどをまとめた意見書を検察官に提出しました。その結果、検察官はこれらの事情を総合的に考慮し、本件を不起訴処分としました。示談は成立しませんでしたが、被害者の方の寛大な対応が不起訴処分につながる大きな要因となりました。受任から約1ヶ月で事件は解決し、依頼者の娘は前科がつくことなく、平穏な学生生活を取り戻すことができました。ご両親も、娘の将来に影響が及ぶ事態を避けられたことに安堵されていました。
すぐに活動して頂けて、困難を乗り越えられました。

遠方への下宿でさまざまなリスクはあると覚悟はしていましたが、まさかの危機でした。すぐに貞先生に相談し、活動していただいた事で一番本人にとって大事な時期の大失敗でしたがなんとかそれなりに困難を乗り切れたと思います。まさに無知とは恐怖です。この様な事故をおこした場合この様な現実をつきつけられるのだということをはじめて知りました。本当に申し訳ない言い方ですが、勉強になりました(被害者様に対して)
事務所様、貞先生には心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。