依頼者は駅のエスカレーターにおいて、モバイルバッテリー型のカメラを仕込んだバッグを使い、前にいた女性のスカート内を盗撮したところを警察官に職務質問されました。その場でカメラとSDカードを押収され、神奈川県迷惑行為防止条例違反の疑いで在宅捜査となりました。家宅捜索も行われ、パソコンも押収されています。依頼者には1年ほど前から余罪が複数件ありました。警察から2回目の取り調べに呼ばれたことをきっかけに、今後の処分に強い不安を感じ、当事務所に相談されました。
依頼者の「不起訴処分を獲得したい」というご希望を叶えるため、弁護士はまず被害者との示談交渉に着手しました。当初、被害感情が強く示談は一度断られましたが、事件が検察官に送致されてから約1ヶ月後、検察官を通じて再度連絡を取ると、話を聞いてもらえることになりました。弁護士は、被害者が示談金目的ではないと判断し、相場を踏まえた妥当な金額を提示して交渉しました。また、再発防止策として、依頼者本人に専門のクリニックへ通ってもらうだけでなく、ご家族にもクリニック主催のミーティングへ参加してもらうなど、具体的な取り組みを示し、反省の意を伝えました。
弁護士の粘り強い交渉の結果、最終的に示談金50万円で被害者と示談をしていただけました。示談書には、加害者を許すという「宥恕」の文言は得られなかったものの、「寛大な処分を望む」という一文を加えてもらうことができました。この示談成立と、クリニックへの通院などの再犯防止策が評価され、検察官は依頼者を不起訴処分としました。多数の余罪がありましたが、前科がつくことなく事件を解決できました。これにより、依頼者は会社に知られることなく、解雇などの不利益を回避し、平穏な社会生活を取り戻すことができました。
加害者は相手にされないのではないかと不安でしたが、とても丁寧で優しく対応して頂きました。

この度は依頼を受けて頂きありがとうございました。捕まって処罰を受けるしかないと思っていた所、妻が藁にもすがる思いで弁護士事務所を探してくれ、池宮先生にお会いすることができました。お会いする前は加害者の自分は相手にされないのではないかと不安でしたが、お会いするととても丁寧で優しく安心致しました。子供の将来のために不起訴を目指したいという気持ちを理解して頂き、頑張りますと仰って頂いた時は心に響きました。始めは被害者の方と連絡が困難であり、最終的に不起訴にするまでには大変なご苦労があったかと思います。本当に私達家族のためにご尽力頂きありがとうございます。このご恩は一生忘れず、これからの人生は家族のために頑張ろうと思います。