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  4. ケース2954

勤務先の歯科医院で売上を着服した業務上横領の事例

事件

横領/背任

逮捕の有無

逮捕なし

事件の結果

不起訴で前科回避

逮捕なし

前科がつかずに解決

解決事例まとめ

横浜支部・竹原宏征弁護士が担当した業務上横領の事例。示談は不成立でしたが、被害額を全額供託し、不起訴処分となりました。

事件の概要

依頼者は40代の女性で、医療従事者として歯科医院に勤務していました。約2年半の期間にわたり、会計業務を兼任する中で、日計表の金額を少なく記載したり書き換えたりする手口で、医院の売上の一部を着服していました。本人の記憶では、月十万単位、総額で400万円ほどを着服したとのことでした。医院に税務調査が入ることをきっかけに、自ら院長に横領の事実を申告し、報告書を提出。その後、自宅待機中に医院の顧問弁護士から事情聴取を求める通知が届きました。依頼者は、刑事事件化する前に示談による解決を望み、弁護士事務所への同行などを求めて相談に至りました。

罪名

業務上横領

時期

事件化前の依頼

弁護活動の内容

依頼者は刑事事件化の回避を強く望んでおり、弁護士は受任後、被害者である医院側との示談交渉を開始しました。しかし、当初、医院の顧問弁護士はすぐに辞任し、その後は理事長と直接連絡を取ろうと試みましたが、長期間にわたり返答が得られない状況が続きました。受任から半年以上が経過した後、医院側から突然、横領された損害について民事訴訟を提起されると同時に、警察に被害届が提出されました。弁護士は、民事訴訟で請求された金額全額を支払うことを申し出ましたが、医院側は示談を拒否。最終的に医院側が弁済金の受領も拒否したため、請求額の全額を法務局に供託する手続きを取りました。

活動後...

  • 逮捕なし
  • 示談不成立

弁護活動の結果

被害者側は厳罰を望んでおり、示談交渉は難航し、最終的に示談は不成立となりました。しかし、弁護士は民事訴訟で確定した被害額約627万円の全額を弁済供託しました。これにより、被害者への金銭的な被害回復が図られたことを検察官に強く主張しました。その結果、検察官は本件を起訴しない、すなわち不起訴処分とする判断を下しました。依頼者は刑事裁判を回避し、前科が付くことなく事件を解決できました。長期間にわたる活動となりましたが、医療従事者としての資格を失うという重大なリスクを回避し、社会生活への影響を最小限に抑えることができました。

結果

不起訴処分

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

お客様の声

丁寧な対応にとても安心できました。

お手紙

竹原先生、この度は大変お世話になりました。自分で罪を犯してしまったものの、どう対応していけば良いかわからず不安な中、先生に丁寧に対応していただき、とても安心できました。今後は人様に迷惑をかけずに真っ当な道を歩んでいけるように日々を重ねて行きたいと思います。先生に担当していただき、本当に感謝しております。この度は本当にありがとうごさいました。

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弁護活動の結果事件化せず

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弁護活動の結果不起訴処分