依頼者は50代の会社員男性です。飲酒して電車で帰宅中、最寄り駅を乗り過ごしたと勘違いして慌てて立ち上がった際に、通路を挟んで向かい側にいた女性の方によろけてしまいました。その際、女性から「痴漢された」と主張され、駅の事務所に連れて行かれた後、警察に通報されて事情聴取を受けました。依頼者は当時泥酔しており、女性に触れたかどうかの記憶が曖昧な状態でした。刑事処分がどうなるのか分からず、不起訴処分を希望して当事務所に相談されました。
当初、依頼者は痴漢行為の認識が全くなく、弁護士は否認の方針で弁護活動を開始しました。しかし、捜査の過程で車内の防犯カメラ映像を確認したところ、依頼者が泥酔のため状況を全く把握できておらず、認識と実際の行動が大きく異なっていたことが判明しました。被害者との接触があった可能性が高いと判断し、依頼者と協議の上、方針を転換。事実関係は争いつつも示談を目指す「否認示談」を進めることにし、弁護士が被害者側との交渉を開始しました。
弁護士が被害者側の代理人と交渉した結果、示談金60万円を支払うことで示談が成立し、宥恕(許し)を得ることができました。この「否認示談」が成功したことにより、検察官は本件を不起訴処分としました。依頼者は当初、事実を認めていませんでしたが、泥酔時の記憶が曖昧な中で防犯カメラの存在などを踏まえ、柔軟に方針を転換したことが功を奏しました。結果として、依頼者が最も望んでいた不起訴処分を獲得し、前科が付くことなく事件を解決できました。
私のために全力を尽くして頂きました。

竹原先生、この度は本当にありがとうございました。全く無知で、自分の過ち、そして将来を描くことをあきらめようと考えていた中、先生に人生を救ってもらいました。初めて弁護士さんに相談させて頂いて、先生は本当に人を救う素晴らしい仕事をされていて、畏敬と尊敬の念で一杯でした。先生のおかげで、再び未来を見つめて生きていくことができます。本当にありがとうございました。これからどんなことが待ち構えていたとしても、先生に助けて頂けた事を忘れることはありません。お金では表せない先生の力に日々感謝します。ありがとうございました。