覚醒剤の営利目的所持と口座売買で逮捕されたが不起訴処分となった事例
依頼者は、他人になりすまして銀行口座を利用する目的で、他人名義のキャッシュカードを譲り受けたとして、犯罪収益移転防止法違反の容疑で逮捕されました。その後、営利目的で覚醒剤約47グラムを所持していた覚せい剤取締法違反の容疑でも再逮捕・勾留されました。最初に口座売買の容疑で逮捕された後、当事者の交際相手の方から当事務所に電話でご相談があり、弁護活動の依頼に至りました。
弁護活動の結果不起訴処分
事件
犯罪収益移転防止法違反
逮捕なし
罰金で実刑回避

逮捕なし

刑務所に入らずに解決
新宿支部・出口泰我弁護士が受任した、犯罪収益移転防止法違反の事例。示談は行わず、最終的に略式罰金30万円の処分となりました。
依頼者は20代の会社員の方です。SNSで見かけた資金調達の案件に応じ、指定された住所へ自分名義の銀行キャッシュカードを郵送してしまいました。その後、報酬は支払われず、銀行から口座が凍結されたとの通知が届きました。不審に思った依頼者は、母親とともに警察署へ相談に行ったところ、キャッシュカード譲渡の事実が発覚し、犯罪収益移転防止法違反の疑いで捜査が開始されました。携帯電話が押収され、身元引受人が付いて在宅での捜査となりましたが、今後の刑事処分に不安を感じ、当事務所へご相談されました。
犯罪収益移転防止法違反
警察呼出し後の依頼
依頼者のご家族は、刑事処分を少しでも軽くし、本人の社会生活への影響を最小限にしたいと強く望んでいました。しかし、当の依頼者本人が弁護士からの連絡に応じなかったり、警察からの呼び出しを無視したりするなど、弁護活動は困難を極めました。弁護士は、依頼者と連絡が取れる限られた機会を捉えて、警察や検察との取調べの日程を調整しました。また、依頼者から聞き取った情報を基に、不起訴処分を求める意見書を作成し、検察官に提出しました。示談や贖罪寄付も検討しましたが、依頼者の資力がなく、また連絡が途絶えがちであったため、実行には至りませんでした。
活動後...
弁護士は不起訴処分を目指して活動しましたが、検察官は略式起訴を選択し、最終的に裁判所から罰金30万円の略式命令が下されました。本件のように、軽い気持ちでキャッシュカードを他人に譲渡してしまう犯罪収益移転防止法違反の事案は多く、不起訴処分で終了する場合もあります。しかし、本件では譲渡された口座が実際に犯罪に悪用され、被害が発生していたことから、罰金刑という結果になったものと考えられます。弁護活動において、本人の反省の態度を示すことは非常に重要ですが、今回はその協力が十分に得られず、処分に影響した可能性も否定できません。
略式罰金30万円
※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。
※ 無料相談の対象は警察が介入した事件の加害者側です。警察未介入のご相談は原則有料となります。
依頼者は、他人になりすまして銀行口座を利用する目的で、他人名義のキャッシュカードを譲り受けたとして、犯罪収益移転防止法違反の容疑で逮捕されました。その後、営利目的で覚醒剤約47グラムを所持していた覚せい剤取締法違反の容疑でも再逮捕・勾留されました。最初に口座売買の容疑で逮捕された後、当事者の交際相手の方から当事務所に電話でご相談があり、弁護活動の依頼に至りました。
弁護活動の結果不起訴処分
依頼者は20代のアルバイトの女性です。インターネットの掲示板で「芸能人を紹介する」と偽り、連絡してきた被害者に対し、手付金として4万円を送金させてだまし取りました。後日、被害者が警察に被害届を提出したため、警察官が依頼者の自宅を訪れ、地元の警察署で詐欺容疑の事情聴取を受けました。余罪は多数あったようですが、捜査機関が把握し立件したのはこの1件のみでした。今後検察庁から呼び出しを受ける予定であることを告げられ、刑務所に行くことになるのではないかと不安に思い、当事務所に相談されました。
弁護活動の結果不起訴処分
依頼者は30代の男性です。約2年間にわたり、指示役から携帯電話で指示を受け、覚せい剤の売人として活動していました。その手口は、郵便局留めで送られてくる覚せい剤を受け取り、自宅に保管。その後、指定された場所で客に覚せい剤を売り渡し、代金を指定口座に入金するというものでした。<br /> ある日、依頼者がいつものように郵便局へ覚せい剤を受け取りに行ったところ、荷物を不審に思った局員が警察に通報していました。待ち構えていた警察官に取り囲まれて任意同行を求められ、警察署での尿検査で覚せい剤反応が出たため、現行犯逮捕されました。その後の家宅捜索では、自宅に保管していた覚せい剤や注射器なども押収されました。<br /> 当事者と連絡が取れなくなった知人が逮捕を心配し、当事務所に初回接見を依頼されたのが相談のきっかけです。
弁護活動の結果懲役2年10か月 罰金50万円
依頼者は20代の男性です。特殊詐欺(いわゆるオレオレ詐欺)グループにおいて、被害者からだまし取った現金を運ぶ「運び屋」としての役割を担っていました。複数回にわたり、犯罪によって得られた収益を別の口座へ振り込むなどして収受しました。本件により、依頼者は詐欺罪および窃盗罪の容疑で逮捕・勾留され、その後、組織的犯罪処罰法違反で起訴され、被告人勾留が続くとともに接見禁止命令も付されました。起訴後、ご両親が国選弁護人から私選弁護人への切り替えを検討され、当事務所へご相談に来られました。国選弁護人との連絡が少なく、事件の見通しがはっきりしない点に不安を感じておられました。
弁護活動の結果懲役2年 執行猶予3年
依頼者は20代の男性会社員。多額の借金が原因で、SNSを通じて自身の銀行口座を売却したことをきっかけに、口座売買の仲介役(リクルーター)として活動するようになりました。約50件の口座売買を仲介したとされ、犯罪による収益の移転防止に関する法律違反の疑いで家宅捜索を受けた後、逮捕されました。逮捕の連絡を受けた遠方の母親が、息子の状況を心配し、当事務所に相談。初回接見を経て、正式に弁護活動を依頼されました。
弁護活動の結果懲役1年 執行猶予3年