1. »
  2. »
  3. »
  4. ケース4031

長年勤めた会社の口座から多額の金銭を着服した業務上横領の事例

事件

横領/背任

逮捕の有無

逮捕・勾留あり

事件の結果

執行猶予で実刑回避

逮捕で身柄拘束

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

新宿支部・満生貫太弁護士が受任した業務上横領の事例。被害額の一部である約3355万円を弁償し、懲役3年・執行猶予5年の判決を得ました。

事件の概要

依頼者は40代の男性会社員です。長年勤めていた法人の事務局で金銭管理を担当していましたが、10年以上にわたり、会社の口座から総額約1.8億円を着服していました。横領が発覚し、会社を懲戒解雇されました。
発覚から約3年後に、過去の横領の一部について業務上横領の容疑で逮捕されました。逮捕の連絡を受けた妻が、今後の刑事手続きや会社との交渉について不安を感じ、当事務所に相談。弁護士が初回接見に向かいました。
接見の結果、依頼者は容疑を認めており、その後、別件でも再逮捕され、最終的に時効が成立していない約3355万円の業務上横領罪で起訴されました。

罪名

業務上横領

時期

逮捕後の依頼

弁護活動の内容

被害額が極めて高額であり、実刑判決が強く予想される事案でした。当初、被害会社は賠償金の受け取りを拒否していましたが、弁護士が会社の顧問弁護士と粘り強く交渉を重ね、賠償金を受け取ってもらえるよう説得を続けました。 交渉の最中、偶然にも依頼者の親の相続が発生しました。弁護士は依頼者の妻と協力して他の兄弟を説得し、相続財産から弁償金を工面することに成功しました。 また、起訴後には保釈請求を行い、身柄解放を実現。依頼者の再就職を支援し、新しい勤務先の社長に情状証人として出廷してもらうなど、社会生活の中で更生していく環境が整っていることを具体的に主張しました。

活動後...

  • 起訴後に保釈
  • 示談不成立

弁護活動の結果

弁護活動の結果、起訴された被害額約3355万円の全額を賠償することができました。被害額が3000万円を超える高額な財産犯であり、実刑判決が濃厚な事案でしたが、裁判ではこれらの弁護活動が評価されました。 その結果、検察官の求刑は懲役4年6ヶ月でしたが、裁判所は懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。 依頼者は刑事施設に収監されることなく、社会内での更生の機会を得ることができました。迅速な保釈と再就職の支援により、社会生活への影響を最小限に抑え、実刑を回避するという大きな成果を得られました。

結果

懲役3年 執行猶予5年

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

刑事事件でお困りの方へ
無料相談予約をご希望される方はこちら
24時間365日いつでも相談予約受付中 0120-204-911

※ 無料相談の対象は警察が介入した事件の加害者側です。警察未介入のご相談は原則有料となります。

横領/背任の関連事例

勤務先の居酒屋で売上金約22万円を横領した業務上横領の事例

依頼者は50代の男性です。自身が店長として勤務していた都内の居酒屋において、複数回にわたりレジを不正に操作し、売上金合計約22万円を横領しました。この件が会社に発覚して自白し、自身で警察署に出頭。その後、会社から被害届が提出されました。依頼者は事件を機に会社を退職し、被害弁償は完了していましたが、業務上横領罪で在宅のまま起訴されてしまいました。起訴状が届いたことでご家族が大変動揺し、今後の刑事裁判の対応について相談に来られました。

弁護活動の結果懲役1年6か月 執行猶予3年

勤務先の経費を不正請求した詐欺(業務上横領)の事例

依頼者は30代の会社員の方でした。勤務先において、個人で使用した電化製品などの領収書を経費として不正に請求し、金銭をだまし取ったという詐欺の事案です。税務調査をきっかけに不正が発覚し、依頼者は退職届を提出しました。会社の顧問弁護士からは懲戒免職にはならないだろうとの見解が示されていましたが、警察沙汰になることを避け、穏便に退職したいとの強い希望から、当事務所に示談交渉についてご相談されました。

弁護活動の結果事件化せず

勤務先のコンビニで売上金を横領した業務上横領の事例

依頼者は30代男性で、コンビニエンスストアの店長として勤務していました。依頼者は総額500万円ほどの借金を抱えており、その返済に充てるため、約2年前から勤務先の売上金を横領するようになりました。2022年7月、横領額が220万円に達した時点でオーナーに発覚しましたが、このときはオーナーの判断で貸付金として処理され、事件化は免れました。しかし、依頼者はその後も横領を続け、さらに205万円を着服。最終的に、本部への送金額が不足して破綻し、横領の事実を隠しきれなくなりました。オーナーから連絡が来た後、仕事を放棄した状態で、今後の対応について相談するため当事務所に来所されました。

弁護活動の結果事件化せず

会社の印紙を換金し約1400万円を着服した横領・詐欺の事例

依頼者は40代の会社員の女性です。2015年から2018年にかけて、勤務先で業務用の印紙を不正に経理から受け取り、金券ショップで換金して着服を繰り返していました。被害総額は約1389万円にのぼりました。当初は上司の指示で始まったものの、次第に自身の意思で犯行を重ねていたとのことです。この事実は国税の調査によって発覚し、依頼者は今後の刑事手続きや会社からの処分に大きな不安を感じ、当事務所へ相談に来られました。

弁護活動の結果事件化せず

会社役員が約760万円を着服した業務上横領で逮捕された事例

依頼者は30代の会社役員の男性です。自身が代表取締役を務めていた会社の口座から合計約760万円を引き出して着服したとして、業務上横領の容疑で逮捕されました。会社側は被害総額は1億円にのぼると主張していましたが、依頼者は引き出した金銭の一部は会社の設備投資など業務上の用途に用いたものであり、すべてを私的に利用したわけではないと主張していました。逮捕の連絡を受けた依頼者の妻が、詳しい状況がわからないため当事務所に初回接見を依頼され、弁護活動が始まりました。

弁護活動の結果不起訴処分