1. »
  2. »
  3. »
  4. ケース4048

不動産投資で属性を偽り銀行から融資を受けた詐欺事件の事例

事件

詐欺

逮捕の有無

逮捕なし

事件の結果

不起訴で前科回避

逮捕なし

前科がつかずに解決

解決事例まとめ

新宿支部・稲葉健二弁護士が受任した詐欺事件です。被害者との示談は不成立でしたが、不起訴処分を獲得し前科を回避しました。

事件の概要

依頼者は30代で複数の事業を経営する男性です。約1年前、不動産仲介業者から不動産投資の勧誘を受け、言われるがままに職業や資産状況を偽りました。これにより銀行から約1億円の融資を受けましたが、途中で問題があると感じていました。その後、銀行に事実が発覚。依頼者は手持ちの資金で返済したものの、約5300万円の残債務が残りました。銀行とは分割返済の話を進めていましたが、銀行は警察に刑事告訴しました。その結果、依頼者の自宅は家宅捜索を受け、携帯電話やパソコンなどが押収されました。警察署で複数回の取調べを受け、今後も取調べが予定されている状況でした。依頼者は返済義務があるため実刑判決を避けたいと強く望み、今後の処分について見通しを知るため当事務所に相談されました。

罪名

詐欺, 電磁的記録不正供用

時期

警察呼出し後の依頼

弁護活動の内容

依頼者の最大の要望は、事業と返済を続けるために実刑判決を回避することでした。当初、弁護士は被害者である銀行との示談交渉を試みましたが、銀行側が債権を債権回収会社(サービサー)へ譲渡する方針であったため、銀行との示談は不可能となりました。そこで、弁護士は検察官への働きかけに注力しました。具体的には、本件が不動産仲介業者主導の犯行であり依頼者は従属的な立場であったこと、被害者である銀行に依頼者個人への強い処罰感情がないこと、そして今後は債権譲渡先のサービサーと誠実に分割返済の交渉を行っていく意向であることを、意見書として提出し強く主張しました。

活動後...

  • 逮捕なし
  • 示談不成立

弁護活動の結果

弁護士の主張が検察官に認められ、依頼者は詐欺罪および電磁的記録不正供用罪のいずれについても、不起訴処分となりました。被害額が約1億円と非常に高額な詐欺事件であったにもかかわらず、前科が付くことを回避できたのは大きな成果です。被害者である銀行との示談は成立しませんでしたが、事件の背景にある従属的な立場や、銀行側に強い処罰感情がなかったことなどを丁寧に説明したことが、寛大な処分につながりました。依頼者は一度も逮捕・勾留されることなく、社会生活への影響を最小限に抑えたまま、事業を継続することができました。

結果

不起訴処分

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

刑事事件でお困りの方へ
無料相談予約をご希望される方はこちら
24時間365日いつでも相談予約受付中 0120-204-911

※ 無料相談の対象は警察が介入した事件の加害者側です。警察未介入のご相談は原則有料となります。

詐欺の関連事例

振り込め詐欺グループの一員として高齢女性から現金をだまし取った詐欺事件

依頼者は、振り込め詐欺の容疑で逮捕・勾留された30代男性の知人です。当事者の男性は、氏名不詳者らと共謀の上、高齢女性(当時72歳)に対し「名義貸しは犯罪になる」などと嘘を言って問題解決費用名目で現金をだまし取ったとして、詐欺及び詐欺未遂の疑いがかけられました。被害総額は既遂・未遂を合わせて2,800万円にのぼる大きな事件でした。当事者の妻に依頼された知人の方が「逮捕された本人の状況が全くわからない」と、当事務所に接見依頼のお電話をくださったのが経緯です。

弁護活動の結果懲役3年 執行猶予4年

業務委託先が失踪し、占い講座の受講生から詐欺の共犯を疑われた事例

依頼者は30代の女性で、占いの個人事業主として活動していました。マーケティング担当の男性と共同で占い師を育成する講座を開いていましたが、その男性が受講生からの受講料や借金を持ったまま連絡が取れなくなりました。依頼者は講座の講師を担当していたため、男性を信用して契約した受講生たちから返金を求められ、詐欺の共犯ではないかと責任を追及される事態となりました。受講生の中には、警察に被害届を出すと通告してくる者も現れました。警察が介入する前に事態を収拾し、刑事事件化を避けたいという強い希望から、当事務所へ相談に来られました。

弁護活動の結果事件化せず

特殊詐欺の送迎役として詐欺未遂と窃盗を幇助した事例

依頼者は20代の社会人男性です。同級生であった知人に頼まれ、詐欺とは認識しつつも、報酬の約束はないまま特殊詐欺の実行犯を車で送迎するようになりました。ある事件では、実行犯が被害者宅を訪問しキャッシュカードをだまし取ろうとしましたが未遂に終わり(詐欺未遂幇助)、別の事件では、だまし取ったカードで現金を引き出す際に送迎を行いました(窃盗幇助)。後日、これらの事件への関与を理由に警察に逮捕されました。逮捕の翌日、事情を知った依頼者の祖父が、今後の対応について相談するため来所されました。

弁護活動の結果懲役2年 執行猶予4年

助成金詐欺の共犯を疑われ、不送致となった事例

依頼者は20代の会社役員で、兄弟で会社を経営していました。顧問税理士が関与したとされる、若者向けの助成金制度を悪用した詐欺事件で、共犯の疑いをかけられました。この事件では、別の会社の経営者が逮捕されており、その申請書類に講師として依頼者の名前が記載されていたため、捜査の対象となりました。依頼者の会社も家宅捜索を受け、パソコンや資料が押収され、事業に支障が出ていました。参考人として警察から複数回事情聴取を受けていましたが、詐欺への関与は一貫して否定していました。顧問弁護士から十分な助言が得られず、今後の対応に不安を感じ、刑事事件に強い弁護士を探して相談に至りました。

弁護活動の結果不起訴処分

整骨院と結託し交通事故を装って保険金をだまし取った詐欺の事例

依頼者は30代の自営業の男性です。交通事故をきっかけに、通院実績を偽る整骨院と共謀し、保険会社から保険金を不正に受け取りました。同様の手口で計3件、約300万円の保険金をだまし取ったとして詐欺の容疑で逮捕・勾留されました。当初は国選弁護人が選任されていましたが、ご家族が早期の身柄解放と有利な処分を強く望み、私選弁護人として当事務所へ初回接見の依頼をされました。

弁護活動の結果懲役3年 執行猶予4年