依頼者は50代の会社員の男性です。飲酒後、電車で帰宅する途中、向かいの席に座っていた20代くらいの女性に対し、スマートフォンで顔や膝元を撮影しました。隣にいた別の女性にその場で指摘され、他の乗客にも囲まれて駅で警察官に引き渡されました。警察署で事情聴取を受け、撮影の事実は認めたものの、下着を撮る目的は否定しました。逮捕はされずに在宅事件として捜査が進められることになりました。依頼者には過去に盗撮で注意された前歴があり、会社員という立場上、事件が勤務先に知られることを非常に心配していました。事件の翌日、今後の手続きの流れや勤務先への影響について不安を感じ、当事務所へ相談に来られ、依頼に至りました。
依頼者の最大の希望は、不起訴処分を獲得して前科が付くことを避け、勤務先への発覚を防ぐことでした。この目標を達成するためには、被害者の方との示談が成立しることが最も重要であると判断しました。受任後、弁護士は速やかに被害者との示談交渉を開始しました。弁護士が交渉の窓口となることで、依頼者の深い反省の気持ちを誠実に伝えつつ、適切な示談条件について冷静に協議を進めました。また、警察の捜査の進捗が遅れ、依頼者が不安を感じる場面もありましたが、弁護士が捜査機関と連絡を取りつつ、依頼者に対して現在の状況や今後の見通しを丁寧に説明し続けることで、不安の軽減に努めました。
弁護士による交渉の結果、被害者の方との間で示談金30万円での示談が成立し、宥恕(加害者を許すという意思表示)も得ることができました。この示談成立を検察官に報告し、依頼者が深く反省していることなどを主張した結果、依頼者は不起訴処分となりました。これにより、依頼者に前科が付くことはありませんでした。事件発生から解決まで約半年を要しましたが、逮捕されることなく、また勤務先に事件を知られることもなく、社会生活への影響を最小限に抑えることができました。前歴があったものの、事件後すぐに弁護士に依頼し、迅速に示談が成立したことが不起訴処分につながった事例です。
警察への連絡や、示談締結を早急にしてくれ、親身な対応でした。

この度は夫が起こした事件を先生にご担当いただき、大変お世話になりました。事件当初、夫はやってしまったことの重大さに茫然として相談に行くことも拒んでおりましたが、実際に相談に行くと、刑事事件の流れや被害者の方へ示談していただく道があることが分かり、弁護をお願いしました。その後は直ぐに警察に連絡して下さり、被害者の方との示談も早急にまとめていただきました。
お陰様で不起訴となりましたが、不安で夜も眠れない日々を乗り越えられたのは先生のお陰です。「何でも聞いてくださいね。」と親身に相談に乗って下さり、進行状況もこまめに電話やメールで教えてくださりました。夫も深く反省し、二度とこのような事件は起こさないと誓っており、私も更生に協力する所存です。本当にありがとうございました。