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  4. ケース2375

一級建築士が建築確認済証等を偽造した有印公文書偽造・同行使の事例

事件

文書/証書偽造等

逮捕の有無

逮捕なし

事件の結果

執行猶予で実刑回避

逮捕なし

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

福岡支部・成瀬潤弁護士が受任した有印公文書偽造・同行使の事例。受任前に示談は成立しており、執行猶予付き判決を獲得しました。

事件の概要

依頼者は、資格を持つ40代の建築士の男性です。数年前、ある集合住宅の駐輪場を建設する依頼を受けた際、正規の手続きを経ずに建築確認済証と検査済証を自ら偽造し、工事関係者に提出してしまいました。偽造した書類を行使して工事を進めましたが、後日、その建物の用途変更手続きの際に偽造が発覚しました。
発覚後、警察から連絡があり、3年間にわたって10回以上の取り調べを受けるなど、在宅のまま捜査が進められていました。そして、検察官による取り調べを経て、有印公文書偽造・同行使の罪で起訴されてしまいました。裁判所から起訴状が届いたことを受け、今後の公判活動について不安を感じ、当事務所へ相談に来られました。

罪名

有印公文書偽造,同行使

時期

起訴後の依頼

弁護活動の内容

本件はすでに起訴された後のご依頼であったため、弁護活動の目標は実刑判決を回避し、執行猶予付きの判決を獲得することに置かれました。 幸い、被害者である建築主とはご依頼の前に賠償が完了していました。弁護士は、公判に向けて依頼者と綿密な打ち合わせを重ね、事実関係を整理しました。また、依頼者の妻にも協力してもらい、今後の監督を誓う上申書を作成・提出しました。 公判では、依頼者が深く反省していること、前科前歴がないこと、すでに被害者への賠償が済んでいること、妻による監督が期待できること、そして本件によって建築士の資格を失うという大きな社会的制裁を受ける見込みであることなど、依頼者にとって有利な事情を具体的に主張しました。

活動後...

  • 逮捕なし
  • 示談成立

弁護活動の結果

弁護士による主張が裁判所に認められ、判決は懲役1年6か月、執行猶予3年となりました。検察官の求刑通りの刑期ではありましたが、執行猶予が付いたことにより、刑務所に収監される事態は回避できました。 被害者との間では、ご依頼の前に賠償が完了し示談が成立していました。受任後は、公判準備に注力し、刑事手続きを終えることができました。 本件は、依頼者が専門的な資格を用いて公文書を偽造したという側面もありましたが、被害弁償が済んでいる点や、深く反省している点などが考慮され、執行猶予付きの判決を得ることができました。依頼者は、社会内での更生の機会を与えられ、家族との生活を維持することができました。

結果

懲役1年6か月 執行猶予3年

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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文書/証書偽造等の関連事例

遺産分割調停で義父名義の書面を偽造した有印私文書偽造の事例

依頼者は50代の女性です。義理の父親が相続人となった遺産分割調停において、義父の意思能力に不安があると考え、夫と協力して義父名義の印鑑を押した書面を複数回作成し、裁判所に提出しました。その後、別件で警察に告訴状を提出した際に使用した印鑑が、偽造した書面のものと同じであったことから、有印私文書偽造の罪で捜査されるのではないかと強く不安を感じ、当事務所に相談されました。相談時点では警察からの連絡はなく、事件化はしていませんでした。

弁護活動の結果事件化せず

偽装結婚による電磁的公正証書原本不実記載等で起訴された事例

依頼者の夫(60代・会社経営者)が、約4年半前、元従業員の外国人女性に在留資格を取得させるため、日本人男性との偽装結婚をさせたとして、電磁的公正証書原本不実記載・同供用の容疑で逮捕・勾留されました。当初は容疑を否認していましたが、証拠を前に認めるに至りました。逮捕後に選任した弁護士の対応に不満を感じた妻が、弁護士の切り替えを検討するため当事務所に相談。本人との接見を経て正式に受任しました。

弁護活動の結果懲役1年6か月 執行猶予3年

不正車検で虚偽の公文書を作成し、贈賄罪等で起訴された事例

依頼者は、自動車修理販売会社を経営する40代の男性です。顧客から依頼された車検について、提携先の認定工場の検査員と共謀し、法定の点検・整備を行わずに虚偽の保安基準適合証を作成させていました。そして、その虚偽の証明書を運輸支局に提出・行使し、車検証の有効期間を不正に更新していました。この一連の不正行為が捜査機関に発覚し、依頼者は共謀の疑いで逮捕されました。逮捕の翌日、依頼者の妻から相談の連絡を受け、弁護士が警察署へ接見に赴き、その後正式に契約となりました。

弁護活動の結果懲役1年6か月 執行猶予3年

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依頼者は60代の個人事業主の男性です。台風で自宅が被災した際、保険金を請求するため、出入りの修理業者の名義で見積書を自身で作成し、保険会社に提出しました。当初、業者は名義使用に同意していましたが、後に別のトラブルが原因で関係が悪化し、文書偽造であると憤るようになりました。保険会社も不正請求を疑い、調査に乗り出すことを示唆。依頼者は、事件が公になることで現在の仕事や家族に多大な影響が及ぶことを強く懸念し、穏便な解決を求めて相談に来られました。

弁護活動の結果事件化せず

違法改造車の車検を通すため車検証を偽造した公文書偽造等の事例

依頼者は50代の会社経営者で、自動車の車検仲介業を営んでいました。ある日、違法に改造された自動車と認識しながら、車検検査士と共謀して車検を通し、車検証を不正に作成したなどとして、虚偽有印公文書作成・同行使、電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの疑いで逮捕されました。逮捕当日、依頼者の会社に警察官が捜索に訪れ、その場で依頼者は逮捕されました。共犯者が複数いると見なされたため、接見等禁止決定も付されました。突然の逮捕に、何が起きたのか分からず不安に思ったご家族が、「とにかく早く接見に行って様子を確認してほしい」と当事務所にご相談され、即日、弁護士が接見に向かうことになりました。

弁護活動の結果不起訴処分