依頼者は職場の同僚女性に好意を寄せ、合鍵を使って女性宅に侵入し、トイレに盗撮目的で小型カメラを設置しました。その後、被害者である女性が突然会社を長期欠勤することになったため、犯行が発覚したのではないかと不安に駆られました。依頼者は自ら警察に出頭することを決意し、その前に刑事処分の見通しなどを相談するため当事務所に来所されました。相談後、依頼者は警察に出頭して逮捕されました。その後、依頼者の妻から連絡があり、当事務所が正式に弁護活動を受任することになりました。
依頼者は相談後に出頭し逮捕されたため、まずは早期の身柄解放を目指しました。弁護士は、依頼者が自ら出頭したという事実を検察官に強く主張しました。この点が評価され、勾留請求は裁判所によって却下され、依頼者は逮捕から数日で釈放されました。身柄解放後、速やかに被害者女性との示談交渉を開始しました。合鍵で侵入するという犯行態様は悪質であり、不起訴処分の獲得は困難と判断し、罰金刑での終結を目標に活動を進めました。
弁護士による粘り強い交渉の結果、示談金80万円で被害者と示談をしていただけました。示談書には、依頼者を許すという宥恕文言も盛り込まれました。示談は成立したものの、犯行態様の悪質性が考慮され、検察官は略式起訴を選択しました。最終的に、依頼者は裁判所から略式命令を受け、罰金10万円の処分が確定しました。勾留を回避して早期に釈放されたことで、社会生活への影響を最小限に抑えつつ、事件を解決することができました。
取り乱す私に時間をかけて対応してくださいました。

先生、本当にありがとうございます。夫が逮捕されたのが真夜中、その直後に電話してしまったり、翌日も悲しみ、怒り、焦りが出てしまい、失礼な対応になってしまったり。そんな私に冷静かつ正確に時間をかけて対応してくださいました。勾留がほぼ確定するほどの悪質な犯行をした夫に、ただただ会って話がしたい、そんな思いでした。時間が迫りギリギリの中で最善の行動をしてくださり、勾留を免れることができました。その後も些細な心配事にもすぐとりあい、疑問点を解決していただけたおかげでその時にやるべきことを把握できました。被害者の方も柔軟にお話を進めてくださり、示談にすることができました。まだまだすべてが戻ってはいませんが、助けていただいた恩を忘れずに生きます。