依頼者は40代の公務員の方です。通勤中に原動機付自転車を運転し、T字路で一時停止していたところ、スマートフォンを見ながら自転車で走行してきた未成年の男性と衝突しました。被害者男性は転倒後、急いでいたため起き上がって走り去りました。依頼者は声を掛けたものの、その場を立ち去ってしまいました。翌日、警察から連絡があり、事故の報告義務違反と過失運転致傷の疑いで取り調べを受けることになりました。警察からは「当て逃げやひき逃げではない」と説明されたものの、今後の対応に不安を感じ、当事務所へ相談されました。当初、依頼者は衝突していないと認識していましたが、後に防犯カメラの映像で事実を認めました。
受任後、弁護士は速やかに被害者(未成年)の父親と示談交渉を開始しました。当初、被害者側は感情的になっていましたが、依頼者が深く反省し、運転免許を自主返納したことで態度が軟化しました。また、依頼者は任意保険に未加入でした。弁護士は、検察官が依頼者の職業(児童福祉関係)と被害者が未成年であることを踏まえ、罰金相当額の示談金支払いを不起訴の条件としている可能性を考慮し、粘り強く交渉を進めました。
交渉の結果、まず示談金50万円で合意しました。その後、検察官から追加の支払いや寄付ができないかとの打診があったため、弁護士が被害者側に事情を説明し、追加で30万円を支払うことで再度合意しました。最終的に、合計80万円で宥恕(許し)付きの示談をいただけました。この示談成立を受け、検察官は本件を不起訴処分としました。これにより、依頼者は前科が付くことを回避でき、公務員としての職への影響も防ぐことができました。
心から安心・信頼して全てを預けることができました。

何から何まで寄り添っていただき、御礼の言葉が尽きません。本当にすべてが不安な中、頼る先がこちらしかなく、いつお電話をしても丁寧に対応いただきありがとうございました。一人では何をどうして良いのか分からず、仕事を続けながらの対応も難しかったと思います。警察にも付き添っていただいたこと、被害者の方へのお詫びや示談交渉など、私の気持ちをくんでいただきながら、ご対応いただき本当に心から安心・信頼して全て預けることができました。多々ご迷惑やお手数をおかけし、申し訳ございませんでした。生涯、この件を忘れることはないと思います。真摯に誠実に、自分を見つめながら丁寧に生きていきたいと思います。本当にありがとうございました。