依頼者は20代の会社員の男性です。同棲していた交際相手の女性と些細なことから口論となり、殴る蹴るなどの暴行を加え、全治2週間の打撲などの傷害を負わせました。暴行後、被害者女性は依頼者の両親へ連絡し、両親と共に警察署へ被害届を提出。後日、依頼者は傷害容疑で逮捕・勾留されました。逮捕の連絡を受けた依頼者の両親が、息子に前科が付くことや、勾留が長引くことで会社を解雇されることを懸念し、当事務所へ相談。即日、ご依頼となりました。
依頼者の要望は早期の身柄解放と前科の回避でした。そのため、弁護活動は被害者である交際相手の女性との示談成立を最優先に進めました。当初、弁護士が二人の関係を清算することを前提に示談交渉を持ちかけましたが、被害者との交渉は難航しました。しかし、接見時に依頼者から「相手はヨリを戻したがっているはずだ」との情報を得て方針を転換。今後の関係性については釈放後に改めて話し合うという形を提案したところ、被害者の態度が軟化し、示談交渉が円滑に進みました。
最終的に、示談金35万円をお支払いすることで示談が成立し、被害者から宥恕(加害者を許すという意思表示)と「寛大な処分を求める」旨の嘆願書をいただくことができました。これらを検察官に提出し、依頼者が深く反省していることを伝えた結果、依頼者は勾留期間満了を待たずに釈放されました。その後、正式に不起訴処分が決定し、前科が付くことなく事件は解決しました。男女間のトラブルに起因する事件では、関係修復を視野に入れた柔軟な交渉が早期解決に繋がる場合があります。
年末年始でも対応してくれたおかげで前科がつかずに済みました。

アトム弁護士事務所 成瀬弁護士殿 息子の事件では、年末年始の時期にも関わらずご対応いただきまして、有難う御座いました。お蔭様で不起訴となり、前科が付かずに済み 息子共々胸を撫で下ろしています。今後の彼女との対応が残っていますが、息子としても速やかに借金の清算をして、関わりを絶ちたいと申しております。彼女の気持ちも有るので、一方的には進められませんが、誠意をもって対応するように指導しております。前職場の方に、仕事の世話をしていただき、3月初め頃より務める目途も立ってきました。今後は気持ちを入れ替え、お世話になった方々に迷惑をかけないよう、仕事に集中すると息子も申しております。成瀬弁護士殿もお仕事お忙しいと思いますが、お体くれぐれもご自愛下さい。略儀ながら、書中を持ちましてお礼まで申し申し上げます。〇〇様にもよろしくお伝え下さい。