依頼者は20代の会社員女性です。自動車を運転中、市内の路上で隣車線の原付バイクを追い越そうとした際に接触したとみられます。当時、車内で大音量の音楽を聴いていたため接触に気づかず、そのまま走行を続けました。しばらくして違和感を覚えて現場に戻ったところ、バイクが倒れているのを発見。依頼者自身が警察に電話を入れましたが、すでに被害者が通報していたため、ひき逃げ(道路交通法違反)および過失運転致傷の疑いで捜査の対象となりました。警察で取り調べを受け、今後の刑事手続きや処分に大きな不安を感じ、当事務所に相談されました。
依頼者はひき逃げの故意を否定しており、今後の処分について強い不安を抱えていました。弁護活動の最大の目標は、前科が付くことを回避するための不起訴処分獲得としました。まずは被害者との示談交渉が重要と考え、依頼者が加入している任意保険会社と連携しながら、示談成立を目指しました。しかし、交渉は難航したため、弁護士は示談成立に固執するのではなく、お見舞金をお渡しすることで被害者感情を和らげ、許し(宥恕)を得る方針に切り替え、粘り強く対応しました。
弁護士が粘り強く対応した結果、被害者にお見舞金として10万円をお支払いし、依頼者の刑事処分を望まない旨の嘆願書を取得することができました。この嘆願書には依頼者を許すという宥恕の文言も含まれていました。弁護士は、この嘆願書を検察官に提出するとともに、依頼者には事故に気づかなかったという事情があり悪質性が低いこと、深く反省していることなどを主張しました。これらの活動が功を奏し、最終的に依頼者は不起訴処分となりました。ご依頼から約4か月で事件は解決し、前科がつくことなく、社会生活への影響を回避することができました。
警察の聴取と違い、話を疑わずに聞いてくれて救われました。

弁護士川崎様、この度は誠にありがとうございました。本来であればご挨拶にお伺いしなければいけない所、この様な形で失礼致します。 本当に何もわからず、ただ警察に言われるがまま話が進んでいき、不安の中ご相談させて頂いたのですが、今どの様な状況なのか、どうしたらいいのかも教えて下さり、私にとってはとても心強く、何かあればすぐ電話で聞いてしまっていたのですが、明確に返答してもらえたので、私が今どうすべきか、どの様な道筋になるのかが、解る事が私の中では大きかったです。お願いしていなかったら、本当に何一つ解らないまま全て終わっていたと思います。何より警察側の圧迫的な態度・決めつけた言い方が怖くて、聴取は地獄でした。その事に関してもご相談した際、警察に申し立ての様な事が出来ますと言って頂いた時は安心する材料の一つとなりました。誰もが私が嘘をついていると決めつけた上で、私の話を聞いている中、私の話をきちんと聞いて下さり、疑うといった事がなかった事が、川崎様にお願いしようと思ったきっかけです。味方といったら変なのかもしれませんが、客観的に相互を観てくれる、聞いてくれる方がいるのは救いでした。ご尽力いただき、本当にありがとうございました。