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警察から電話が…電話連絡の理由は?不在着信は折り返すべき?

警察から電話が…電話連絡の理由は?不在着信は折り返すべき?

警察から電話がかかってきたとき、どのようなことを考えますか?「落とし物が見つかった」という知らせや、自分を苦しめていた事件の「犯人が逮捕された」など、望ましいニュースが知らされることもあります。しかし、自分が事件の犯人として疑われていて呼び出しを受ける場合もあります。事件の参考人として警察署に呼び出されるパターンもあります。

警察からの電話連絡にはどのような理由があるのか、警察からの不在着信には折り返し電話すべきなのかについて、まとめています。警察から電話が来たという方には、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

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警察からの電話連絡|3つの理由が考えられる

理由①警察署への呼び出し(「取調べ」の呼び出し)

警察から電話がかかってくる場合、被疑者として取調べをすることが目的となっている場合があります。犯罪を犯したと疑われている時には、被疑者という立場になります。被疑者になると、逮捕されることもありますが、逮捕されずに捜査が進められることもあります。「在宅事件」や「非拘束事件」と言われるケースです。逮捕されていない場合には、いつもの日常生活を送りながら捜査を受けることになります。

在宅事件では、学生は学校に通いながら、社会人は仕事をしながら、警察に呼び出されたときに警察署に出向き、取調べを受けます。このとき、警察は呼び出しを電話連絡で行いますので、「〇月〇日、〇時〇分に、〇〇警察署に来てください」という内容の電話がかかってきます。すでに自分が被疑者として名が上がっている場合には、取調べ日時の電話である可能性があります。

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理由②被害者、参考人として

次に、犯罪の被害者として警察署に呼び出しを受ける場合です。警察は、被害者から話を聴くために呼び出しをすることもあります。被害者は被害届を提出した際に、被害状況を詳しく警察に話します。警察が捜査を進める中で、被疑者の主張が明らかに被害者と食い違っていたり、追加で確認したいことがある場合に、被害者に電話連絡をとることがあります。

また、犯罪の発生当時、現場に居合わせていたり、被疑者と特別な関係にある場合には、事件の参考人といて警察に呼び出されることもあります。犯罪の目撃者や、警察に通報した人から話を聴きたいときにも電話連絡を入れます。捜査の展開によっては、参考人が途中から被疑者に変わるということもあります。参考人という立場では逮捕されることはありませんが、被疑者になった瞬間から、逮捕の可能性が生じてきます。

理由③落とし物・詐欺の電話

さらに、警察からの電話でよくあるものとしては、落とし物が見つかったというケースです。落とした財布に自分の電話番号が記載された名刺やメモが入っていたことで、警察が知らせてくれるため電話をかけてくれます。電話に出てすぐ「〇〇警察署です」と言われると、あまり良い知らせのようには感じられませんが、落とし物が警察署に届けられたという朗報であることも考えられます。

そして、もう一つ、頭に入れておきたいことがあります。それは、警察官を名乗った詐欺の電話という可能性です。振り込め詐欺の一類型として、警察官を名乗り電話に出た被害者に現金を振り込ませるという事例があります。警察や裁判所など、公的な機関を言葉に出すことで、被害者を指示に従わせやすくするという手口です。これについては警察署ホームページや市役所ホームページなどでも注意喚起がされていますので、一度確認しておくとよいでしょう。

留守電に入った警察からの電話連絡、無視すると逮捕される?

犯罪を疑われている場合、着信を無視するとどうなる?

警察からの電話の理由が「被疑者の呼び出し」であった場合、着信を無視するとどうなるのでしょうか。例えば、何度も警察から着信があるのに無視し続けると、被疑者は逃亡するのではないか、と思われて逮捕令状を用意されることが考えられます。

必ずそのような展開になるというわけではありませんが、警察が逮捕に踏み切るきっかけになることは十分考えられます。

自分が在宅捜査を受けており、警察から電話があることが予想される状況であるなら、着信に応じたほうがよいでしょう。留守電に入った電話を確認したら、警察の担当者まで折り返し電話し、用件を確認してください。仮に、事情があって電話に出られない状況が続く場合には、事前にそのことを警察に説明しておくと、逃亡と疑われることを回避できるかもしれません。

警察からの着信で注意すべきこと

警察から着信があった際、その理由が何であれ注意すべきことがあります。それは、電話をかけてきた架電者の情報について、次の4点を確認することです。①名前、②所属(警察署名と部署名)、③相手の電話番号、④用件です。

留守電に入った警察からの電話連絡、無視すると逮捕される?

もし、用件に心当たりがなかったり、少しでも不審な電話だと感じたら、電話を切ったあと、その警察署の正式な電話番号を調べ電話で確認してみましょう。

被疑者や参考人として警察署に来てほしいという電話の場合でも、後日スケジュールの調整が必要なときには電話連絡が必要になります。警察署の代表電話では、担当者が出てくれるわけではありません。そのため、「生活安全課の鈴木太郎さん」「知能犯係の山田花子さん」というように、部署を特定できるようメモしておくことが大切です。

留守電に入った警察からの電話に不安を感じたら

警察から留守電が入っていて、不安を感じた場合には、弁護士に相談するという方法がお勧めです。その場合、ひとまず留守電は消さずに、保存しておくとよいでしょう。先に述べたように、警察からの電話にはいくつか理由が考えられます。心当たりがある場合の対処法、身に覚えがない場合の対処法について、弁護士に意見を求めてみてはいかがでしょうか。

在宅捜査中の場合には、弁護士を弁護人としてつけることで、連絡の窓口を弁護人にすることも可能です。警察と直接連絡をとらなければならない場合を除き、取り調べの日程調整などは弁護人が間にはいって行うことも可能です。

警察からの電話、正しい対応方法は?身に覚えがない場合は?

身に覚えがない場合は、警察の着信にでなくてOK?

警察からの電話にまったく身に覚えがない場合、それは自分に関することでない場合もあります。家族が逮捕されたという知らせの場合も、警察から電話連絡が入ります。逮捕されると、警察は被疑者に対し、逮捕事実を誰か知らせたい人はいるかと尋ねます。そのとき、家族を指定して番号を伝えることで、その家族に警察から電話連絡が入ります。なお、このとき本人が家族への連絡を希望しない場合には、家族に電話が入ることはありません。

以上のことを考えると、警察からの着信に心当たりがなくても、出て用件を聞くことはしたほうがよいと思われます。内容がよく呑み込めない場合には、一呼吸おいてから警察署に確認の電話を入れることもできます。すぐに言われたことに反応するのではなく、落ち着いて用件を理解することから始めましょう。

「捜査に協力してほしい」という言葉の意味は?

「捜査に協力してほしい」という言葉は、よく事件の目撃者や事件現場の周辺にいた人にかけられることが多いです。中でも、通報者は少なくとも事件の発生を認識していると考えられるため、できる限り体験したことを教えてほしいと警察は考えます。交通事故で被害者も加害者も病院に運ばれてしまっている場合、当事者らから話が聴けるようになるまで、先に目撃者証言を整理しておくことが多いです。

なお、「捜査に協力してほしい」といって、現金の振込みを誘導してきたり、警察署以外の場所に呼び出すなどの内容は、詐欺電話の疑いがあります。その場ですぐ怪しいと判断できなくても、上で紹介した架電者情報4点を聞いておくことで、あとで事実確認をすることが容易になりますのでお勧めです。

警察からの電話、録音しても問題ない?

警察からの電話を録音することは、自分がメモとして記録しておく分には問題ありません。後々、言った言わないの問題が生じたときに、録音データがあると事実を確認することができます。

警察からの電話、正しい対応方法は?身に覚えがない場合は?

被疑者の扱いを受けている場合、録音データが違法捜査の証拠になることもあります。担当の警察官が異常に高圧的な態度であったり、脅迫めいた話し方である場合、弁護人から抗議をする必要があります。その際、物理的な証拠は主張の根拠となりますので、自分の人権を守るために録音データは保存しておきましょう。

また、不審な電話であった場合、それを証拠として警察に相談に行くこともできます。

まとめ

警察から電話があったとき、その理由はいくつか考えられます。自分が被疑者の立場にある場合には、逮捕の可能性をなくすためにも警察の電話に応じることが望ましいです。最近では警察を名乗る詐欺の電話もあり、不審な電話には要注意です。警察からの電話で不安を感じる際には、一度弁護士に相談されることもご検討ください。

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代表弁護士岡野武志

監修者情報

アトム法律事務所
代表弁護士 岡野武志

第二東京弁護士会所属。ご相談者のお悩みとお困りごとを解決するために、私たちは、全国体制の弁護士法人を構築し、年中無休24時間体制で活動を続けています。