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大麻リキッドの逮捕回避や不起訴獲得は弁護士に相談|HHCやCBDは違法?

大麻リキッドで逮捕

大麻リキッドとは、大麻葉などから抽出されたTHC(テトラヒドロカンナビオール)という成分を濃縮した液体のことを指します。

薬物犯罪は証拠隠滅が比較的容易なことから、もともと逮捕される可能性が非常に高い犯罪類型です。大麻リキッドは持っているだけで逮捕される可能性もある犯罪行為といえます。

刑事事件にくわしい弁護士であれば、逮捕を避けたいという方のサポートが可能です。また、逮捕後のすみやかな釈放に向けた活動や、不利にならない裁判対応の助言もできます。

警察の職務質問で押収されてしまったいつ警察が逮捕に来るか不安だ前科をつけたくないという方は早めに弁護士に相談してください。

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大麻リキッドはどんな罪に問われる?

大麻リキッドは大麻取締法違反に問われる可能性があります。

どんなときに大麻取締法違反にあたるのか、どんな刑罰になるのか、起訴率はどれくらいかといった概要をみていきましょう。

大麻リキッドは大麻取締法違反

大麻リキッドは所持するだけでも大麻取締法違反として刑事罰の対象です。具体的には、大麻リキッドの所持や譲り受け・譲り渡しは犯罪行為であり、5年以下の懲役と定められています。

なお、営利目的の場合は7年以下の懲役または7年以下の懲役及び200万円以下の罰金とさらに重い犯罪です。

大麻リキッドは電子タバコの本体を利用して使用されることが非常に多いとされています。通常の大麻と違い使用にあたって罪悪感が生じにくく、若者を中心に急速に普及して問題視されているものです。

大麻取締法違反は起訴率が高い

大麻をはじめとした薬物犯罪は起訴率が非常に高いです。

起訴は裁判の開廷を提起する手続きで、起訴された場合には統計上99.9%が有罪となっています。有罪になることは前科がつくことを意味するものです。

前科がつくと、今後の就職・転職や結婚などのライフステージの変化に影響を及ぼす可能性もあります。

重要

逮捕をされないことはもちろん、逮捕後にも迅速かつ適切な対応をおこない、不起訴を目指すことや重い刑を回避することが重要です。

【コラム】CBDオイルやHHCは犯罪になる?

HHCについて

THCと混合してしまいがちなものとして「HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)」という、大麻由来の成分を合成して作成される薬物があります。

2022年3月17日より、HHCの所持・使用・販売等をした場合、薬機法違反となり刑事罰の対象です。

量刑は所持、使用、購入、譲り受けをした場合に3年以下の懲役または300万円以下の罰金またはこれらが併科されます。

CBDオイルについて

CBDとはカンナビジオールの略称で、THCなどと同様に大麻から抽出される成分ですが、THCと決定的に異なるのはCBDを所持していても違法とは判断されないという点です。

現に、CBDとインターネットで検索すると、CBDを使用したリキッドやオイルなどが普通に販売され、ストレス緩和や不眠の解消のために、CBDを利用している人も増えているようです。

一方でCBDと偽ってTHCが販売されていたりCBDを製造する過程でTHCが含まれてしまうというケースもあり、その場合には、 警察から検挙されてしまうおそれがあります。

仮にCBDと認識して使用していた(違法薬物の混入を認識していなかった)としても、検挙に至ればその主張の真偽も含めて捜査を受けることになります。日常生活に影響が生じるのは確実なので、注意が必要です。

大麻リキッドで逮捕されたらどうなる?

逮捕されたら、警察署内の留置場に拘束され、外に出ることは一切できなくなります。所持品も基本的にはすべて警察署が預かるので、スマホを使って家族や会社関係者への連絡もできません。

最終的には起訴されて裁判が開かれ、大麻取締法違反として有罪判決を受けることも十分考えられるのです。

大麻リキッドによる逮捕の特徴や逮捕後の流れをみていきましょう。

大麻リキッドは後日逮捕が多い

大麻リキッドは液体状になっており、一見してその内容物が違法な大麻なのかどうかがわかりづらい場合もあります。

そのため一旦リキッドを押収して内容物の成分鑑定をしてから後日逮捕に踏み切るという流れが多いです。

大麻リキッド所持から逮捕までの大まかな流れを以下に示します。

発覚から逮捕までの流れ

  • 大麻リキッドの所持が見つかる
  • 警察が大麻リキッドを押収する
  • 警察が押収した鑑定をおこなう
  • 大麻成分が検出されて証拠が固まる
  • 警察が後日逮捕に来る

大麻リキッドが押収された後、警察が逮捕に来るタイミングは事前に分かりません。事前に分かってしまえば、証拠隠滅の恐れがあるからです。

鑑定結果を待っている間に、刑事事件、とりわけ大麻事件の加害者弁護にくわしい弁護士から今後の対応についてアドバイスを受けることが大切です。

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大麻リキッドで逮捕された後の流れ

逮捕後は、まず警察での取り調べを受けることになります。そして48時間以内に検察官に引き継がれ、その後は警察官と検察官が共同で捜査される流れです。

検察官は24時間以内に身体拘束を継続する必要の有無を判断し、裁判官に対して勾留請求をおこないます。裁判官が勾留を認めた場合には、起訴まで最大で20日間にわたり身体拘束が継続される可能性があるのです。

起訴後の裁判を経て、最大で懲役5年(営利目的なら最大7年、かつ罰金200万円も追加される場合あり)の刑罰が下されます。

もっとくわしく知りたい方は、関連記事『大麻で逮捕されたら|逮捕の条件とその後の流れ』でも詳細を解説しているので参考にしてください。

大麻リキッドでの逮捕における弁護士ならではの活動とは?

大麻リキッドでの逮捕をめぐっては、弁護士だからこそできる弁護活動があります。

大麻リキッドへの弁護活動

  • 逮捕されないための活動
  • 早期釈放を目指す
  • 不起訴や刑の軽減を求める

それぞれについてみていきましょう。

逮捕されないための活動|まずは逮捕を回避

逮捕は逃亡のおそれや証拠隠滅のおそれが認められるときにおこなわれます。弁護士は、こうした逮捕の要件を満たさないことを明確に主張し、逮捕の回避に向けた活動をおこなうのです。

まず、弁護士に依頼したという事実自体、「今後も刑事手続きには誠実に応じる用意がある」ということを示す証拠になります。

また、親元に引っ越すなどして監視の目がある環境に身を置くようにすること、出頭要請には必ず応じる旨を約束することなども逮捕回避の観点から効果的でしょう。

弁護士は上記のような逮捕回避のための施策を施したうえで、逃亡・証拠隠滅のおそれがないことや身柄拘束を受けることによる不利益が甚大であることなどを意見書にまとめ捜査機関に提出できます。

早期釈放を目指す|逮捕されても早く解放

逮捕されてしまったら、いくら本人が「逃亡しない、証拠隠滅しない」と言っても、捜査機関はまともに取り合ってくれません。弁護士という第三者から主張することによってはじめて効果が見込めるのです。

身体拘束を回避したい場合には、弁護士への依頼が効果的といえます。

弁護士は、逃亡や証拠隠滅のおそれがないことを示すために身元引受書を作成・提出したり、身体拘束の継続がもたらす不利益についての意見書を提出したりして早期釈放を目指します。

早期釈放のためには弁護士選びがポイント

早期釈放を目指すうえでは、刑事手続き、とくに大麻事件にくわしい弁護士のノウハウがポイントです。

逮捕された本人が一度だけ呼べる当番弁護士制度では、どんな弁護士が留置場に会いに来てくれるのかわかりません。弁護士にも専門の領域があるので、刑事事件の弁護活動経験が浅いと、適切なアドバイスを受けられない可能性もあります。

そのため逮捕されや人の家族や友人が刑事事件に強い弁護士を探し、警察に派遣する方法を採ることも多いです。

アトム法律事務所では、留置場にいる本人の様子を確かめてきてほしい、弁護士を依頼するかの意思確認をしたいといったご要望も多いです。以下の「アトムの初回接見」ページを参考にしてください。

不起訴や刑の減軽|逮捕されても有罪・実刑とは限らない

故意に大麻リキッドを所持してしまっていたような場合でも、弁護士に依頼すれば不起訴や刑の減軽が見込めます。

検察官は、様々な事情を考慮して起訴すべきかを判断するため、情状面等で有利な事情があれば不起訴処分になる可能性も残されています。

また、仮に起訴されてしまっても、情状面等での有利な事情は、裁判官の心証に影響を与えて刑の減軽に効果を発揮します。執行猶予がつけば、社会復帰もよりスムーズになるでしょう。

有利な事情の例

  • 薬物に関連した友人とはもう縁を切っている
  • 薬物依存症の治療を開始している
  • 親族が今後も監督を継続することを宣誓している

大麻事件にくわしい弁護士であれば、捜査機関や裁判官に対して効果的な対応策を熟知しています。実際に罪を犯した場合であっても、大麻リキッドの犯罪は早急に弁護士へ相談することが重要です。

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大麻での逮捕や刑については、初犯・再犯といったケース別に解説した記事も参考にしてください。

関連記事

大麻は初犯でも逮捕や実刑になる?刑罰の相場や逮捕後の流れを解説

大麻で再犯…実刑になる?二回目でも執行猶予になるためのポイント

大麻リキッドと逮捕に関するよくある質問

大麻リキッドでの逮捕をめぐって、よくある質問にまとめてお答えします。

大麻だと知らなかった場合も逮捕される?

大麻犯罪では、「知人から大麻と知らされずに渡されてしまった」「友人が大麻を所持していたことを知らなかったにもかかわらず、たまたま居合わせたことを理由に共同所持の疑いをかけられた」といったような事案があります。

このようなケースでは、犯行の故意を欠いているとして犯罪が成立しません。

本来罪が成立しないのに捜査機関からの圧力によって罪を認めさせられてしまうケースは非常に多いです。少しでも疑問をお持ちの方はなるべく早く弁護士に依頼すべきと言えるでしょう。

自首したら逮捕は避けられる?

自首をすることで逮捕が避けられる可能性はあります。

自首とは犯罪事実や犯人が発覚する前に警察等に犯罪事実を申告して罰則や処分を求めることです。

ただし自首をしてそのまま逮捕に至るケースもあるので、弁護士に相談をして、あらゆる事態を想定したアドバイスを受けておくことをおすすめします。

または、依頼を受けた弁護士による自首同行が可能な場合もあるので、一人で警察署に行くことに躊躇いがある方もまずは相談してみてください。

自首のメリットとデメリットを知りたい方は、関連記事『自首すべきか|自首のメリット・デメリット』も役に立ちます。

逮捕されていなければ大麻取締法違反の罪に問われない?

大麻リキッドで逮捕されても、逮捕されずに捜査が進んでいても、何らかの刑事処分が下る可能性がある点は同じです。

大麻リキッドによる大麻取締法違反で捜査をされても、必ず逮捕されるわけではなく、警察から都度呼び出されて取調べを受ける在宅捜査になるケースもあります。

大麻リキッドの逮捕…弁護士相談で不安を解消しよう

大麻リキッドで逮捕されてしまうのかという不安を抱えたまま日常を送ることは大きなストレスです。

あるいは逮捕されてしまってどうすればいいかわからない、取調べを受けているがこの先どうなるのかと考えたらつらいという方は、早めに弁護士に相談しましょう。

アトム法律事務所には多くの刑事事件、大麻事件をあつかってきたノウハウがあります。

弁護士の口コミ・アトムを選んだお客様の声

刑事事件に強い弁護士選びには、実際に依頼したユーザーの口コミを見ることも効果的です。アトム法律事務所が過去に解決した、刑事事件のお客様からいただいた感謝のお手紙の一部を紹介しますので、ぜひ弁護士選びの参考にしてください。

先生がすぐ接見し様子を教えてくれたのでとても安心できました。

yh2017057

(抜粋)とても不安でしたが、先生がすぐに接見に行ってくださり、電話で、息子の様子を教えていただいたのは、とても安心できることでした。

眠れない程不安でしたがすぐの対応で不起訴処分になりました。

ng2017021

(抜粋)この度は大変お世話になりました。先生にはいつも一生懸命に迅速に行動して下さいました。そして丁寧に接して頂き、分からない事もすぐに質問して分かりやすく説明して下さいました。

刑事事件はスピーディーな対応が非常に重要。お早目にご連絡ください。

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アトム法律事務所は24時間365日、相談予約を受付中です。

大麻リキッド事件での不起訴・刑罰の軽減を目指したいとき、刑事事件に強い弁護士に相談できると心強いものです。

あなたの刑事事件のお悩みを、アトム法律事務所の弁護士に相談してみませんか?

アトム法律事務所は、設立当初から刑事事件をあつかってきた弁護士事務所で、薬物事件の解決実績も豊富な弁護士事務所です。

警察に逮捕された、取り調べの呼び出しがきたなど警察介入事件では、初回30分無料での弁護士相談が可能です。

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刑事事件の逮捕の不安がある方、刑事弁護人をお探しの方は是非お早目にご連絡ください。お電話お待ちしています。

大麻事件でかかる弁護士費用の相場|大麻で逮捕されたら弁護士へ』の記事では、大麻事件に関する弁護士費用がいくらくらいになるのかを解説しているので、参考にしてください。もっとも、弁護士費用は法律事務所ごとに異なるため、まずは弁護士と相談をして、見積もりを取ることがポイントです。

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岡野武志弁護士

監修者

アトム法律事務所
代表弁護士 岡野武志

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高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。

保有資格

士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士

学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了