最近の盗撮の手口
弊所がご相談や弁護のご依頼をいただいた盗撮事件において、よく見られる盗撮の手口に加え、ニュース等で取り上げられる盗撮事件における盗撮の手口を、機材ごとに紹介します。盗撮を行い、警察に逮捕・検挙されてしまった方やそのご家族の方は、お一人で悩みを抱えず、盗撮事件に強いアトム法律事務所の弁護士にご相談下さい。
一般的なカメラによる盗撮
カメラ撮影が本来の用途であるもの、カメラ機能がついているのが一般的なものによる盗撮の手口について紹介します。
iPhoneによる盗撮
iPhoneのカメラは、盗撮等を防止するためシャッター音が消せないようになっています。しかし、消音アプリをインストールすることでシャッター音を鳴らさずに写真を撮ることが出来ます。近年はこういった消音アプリを使った盗撮が増えています。電車内やエスカレーターなどで、メールを確認するふりなどをして消音アプリを使い盗撮するなどの手口が多いようです。さらに、最近では消音機能があるだけでなく、Yahoo等のダミー画面を表示したり、アプリを使って撮った画像を正規のフォルダとは別の鍵付きのフォルダに保存する機能を備えるアプリもあります。また、スマートフォンの通信機能を利用し、撮った画像をワンアクションでサーバーに送信、本体から削除することが出来るアプリもあります。こういった盗撮の手口に関する知識がなければ、警察官などが不審な動きをとがめて、中身を調べても、盗撮した事実を見つけることは困難でしょう。
ニュース
徳島県の中学校で教師を務める59歳の男が、10代女性が入浴する様子をスマートフォンで撮影したとして逮捕されたことが判明。その行動に怒りの声が相次いでいる。 男は徳島県内に住む10代女性が入浴する様子をビデオカメラやスマートフォンを用いて盗撮し、保存した模様。この男はこの女性へのストーカーをしたとしてに逮捕されており、警察がカメラの映像を調べたところ、別のカメラやスマートフォンで撮影したものと見られる盗撮映像が発見され、児童ポルノ禁止法違反の疑いで再逮捕に至った。警察の取り調べに対し、男は容疑を認めているという。2人の関係性やなぜそこまで付きまといを続けたのかなどについてはわかっていないが、10代女性としては、59歳の男に気持ちの悪い行動をされ続けたことに、嫌悪感を抱いたことは間違いないだろう。
(ライブドアニュース 2021年)