最近の盗撮の手口
弊所がご相談や弁護のご依頼をいただいた盗撮事件において、よく見られる盗撮の手口に加え、ニュース等で取り上げられる盗撮事件における盗撮の手口を、機材ごとに紹介します。盗撮を行い、警察に逮捕・検挙されてしまった方やそのご家族の方は、お一人で悩みを抱えず、盗撮事件に強いアトム法律事務所の弁護士にご相談下さい。
偽装カメラによる盗撮所持型
本来カメラ機能がついていないもので、主に自己が手に持ち盗撮に使われるものについて紹介します。
キーレス型カメラによる盗撮
キーレス型カメラとは、車のキーレスエントリー(キーをカギ穴に差し込まずに、ボタン操作でドアの施錠/解錠をする)に使われる通信機型のカメラです。最近のキーレスカメラはフルハイビジョン動画を撮影できたり、紫外線ライト内臓、テレビ出力モード付きでモニタをチェックしながら撮影ができるなど、かなり高い性能を持っています。インターネットのオンラインショップでも手軽に入手可能で、値段も1万円前後のものが少なくありません。本来は、不倫などの証拠収集や防犯目的で使われますが、電車内での盗撮に使われる事件が多くなっています。また、アーティストのコンサート風景などをこっそり撮影することもあるようです。
ニュース
女性のスカート内を常習的に盗撮したとして、香川県迷惑行為等防止条例違反の罪に問われた、高松法務局寒川出張所登記官の甲被告(49)の初公判が3日、高松地裁(棚村治邦裁判官)であり、大西被告は起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で「インターネットで車のキー型やUSBメモリー型などのカメラを購入し、盗撮を繰り返した。バッグにカメラを入れ、いつでも撮影できるようにしていた」と述べた。
起訴状によると、甲被告は昨年3月11日〜8月14日、高松市内の量販店や電車内など4カ所で、手提げバッグに隠した小型カメラを使い、女性4人のスカート内を盗撮するなどしたとしている。
(2014年2月4日 四国ニュース)