最近の盗撮の手口
弊所がご相談や弁護のご依頼をいただいた盗撮事件において、よく見られる盗撮の手口に加え、ニュース等で取り上げられる盗撮事件における盗撮の手口を、機材ごとに紹介します。盗撮を行い、警察に逮捕・検挙されてしまった方やそのご家族の方は、お一人で悩みを抱えず、盗撮事件に強いアトム法律事務所の弁護士にご相談下さい。
偽装カメラによる盗撮所持型
本来カメラ機能がついていないもので、主に自己が手に持ち盗撮に使われるものについて紹介します。
メガネ型カメラによる盗撮
メガネ型カメラは、人の目線で撮影できスポーツやレジャーなどで活用できるものです。一般的なものは、メガネのブリッジに小型レンズが設置され、静止画・動画撮影と録音ができ、microSDスロットがついているので長時間の撮影もできるようになっています。技術の進歩により本物のメガネと変わらない重さの物もあります。盗撮の手口としては、映画館で映画を盗撮したり、海やプールで女性の水着姿を盗撮するなどがあります。また、机などのメガネが置いてあっても不自然でない場所に置いて盗撮するということもあるようです。
ニュース
風俗店従業員とのわいせつな行為を盗撮した動画をインターネット上で売ったなどとして、警視庁はわいせつ電磁的記録等送信頒布容疑で、東京都台東区X容疑者(42)を再逮捕した。「動画を販売し金を稼ぐことができれば、また(風俗店で)サービスを受けられると思った」などと容疑を認めているという。再逮捕容疑は6~7月、風俗店従業員の女性2人とのわいせつな行為を撮影した動画を動画販売サイト「FC2コンテンツマーケット」で公開、販売したなどとしている。被害女性の1人から相談を受け、X容疑者を東京都迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で逮捕していた。保安課によると、X容疑者は眼鏡型のカメラを悪用し、盗撮行為を繰り返していたという。計33人を盗撮した動画を販売し、今年3~7月の間に、約100万円を売り上げていたという。
(産経新聞 2021年)