最近の盗撮の手口
弊所がご相談や弁護のご依頼をいただいた盗撮事件において、よく見られる盗撮の手口に加え、ニュース等で取り上げられる盗撮事件における盗撮の手口を、機材ごとに紹介します。盗撮を行い、警察に逮捕・検挙されてしまった方やそのご家族の方は、お一人で悩みを抱えず、盗撮事件に強いアトム法律事務所の弁護士にご相談下さい。
偽装カメラによる盗撮所持型
本来カメラ機能がついていないもので、主に自己が手に持ち盗撮に使われるものについて紹介します。
ライター型カメラによる盗撮
ライター型カメラは、主にプッシュ式のライターを模してつくられています。動画静止画撮影だけでなく、動体検知録画や暗視補正機能などがついているものもあります。私物盗難・ストーカー・いたずら・嫌がらせ・浮気防止対策など、証拠写真を撮影するのに使われます通常のライターと同じ大きさなので、パッと見ただけではカメラであるとは気付きにくいです。電車内やエスカレーターなどで、女性のスカートの中を撮影するという手口が多いようです。
ニュース
職員による飲酒絡みでの不祥事が続く福岡市、今度は街なかで女性のスカート内や胸元などを盗撮したとして港湾局の係長が逮捕されました。
逮捕されたのは能古渡船場(市営渡船姪浜待合所)勤務の甲容疑者(48)。
甲容疑者はライター型のカメラを使い、商業施設や西鉄電車内などで複数の女性を盗撮。調べに対し「2年ぐらい前からやっていた」と供述しており容疑を認めています。
筑紫野市の商業施設から「不審な男がいる」と通報があり、目撃情報などから甲容疑者が浮上。自宅捜索を行った際、100円ライター型のカメラが押収され、複数の女性の盗撮映像が映っていたことから逮捕へと繋がりました。県警では余罪も追求中。
(2012年 西日本新聞)