最近の盗撮の手口
弊所がご相談や弁護のご依頼をいただいた盗撮事件において、よく見られる盗撮の手口に加え、ニュース等で取り上げられる盗撮事件における盗撮の手口を、機材ごとに紹介します。盗撮を行い、警察に逮捕・検挙されてしまった方やそのご家族の方は、お一人で悩みを抱えず、盗撮事件に強いアトム法律事務所の弁護士にご相談下さい。
偽装カメラによる盗撮設置型
本来カメラ機能がついていないもので、主にトイレや更衣室などに設置して盗撮に使われるものについて紹介します。
置き時計型カメラによる盗撮
置き時計型カメラは、ストーカー・いたずら・嫌がらせ防止、浮気・不倫の証拠収集や防犯カメラとして使われています。デジタル時計型のものが多く、動画静止画撮影だけでなく、外部電源から電力を供給して常時録画出来たり、繰り返し録画機能、動体検知録画機能がついているものもあります。ベッド脇に置いて相手の同意なく性行為を撮影したり、更衣室に設置するなどが、盗撮の手口です。
ニュース
勤務先の小学校の更衣室に盗撮目的で置き時計型カメラを設置したとして、和歌山県警は和歌山県御坊市藤田町吉田、小学校教諭X容疑者(27)を県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕し、発表した。「時計として置いただけで撮影するつもりはなかった」と容疑を否認しているという。御坊署によると、山本容疑者は、勤務先の印南町内の公立小学校の体育館女子更衣室の棚の上に、盗撮目的で置き時計型カメラ1台を置いた疑いがある。匿名男性から「小学生が着替える場所にカメラが設置されているらしい」という旨の通報が署にあり、捜査していた。署によると、X容疑者が所持しているハードディスクの中に、別のカメラで撮影したとみられる女子児童が着替えている動画が見つかっていて、関連を調べている。
(朝日新聞 2019年)