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歩行者に衝突し重傷を負わせた過失運転致傷・ひき逃げの事例

事件

ひき逃げ、過失運転致死傷

逮捕の有無

逮捕なし

事件の結果

罰金で実刑回避

逮捕なし

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

新宿支部・出口泰我弁護士が担当した過失運転致傷等の事例。ひき逃げは認定落ちとなり、被害者との示談なしで、略式罰金70万円の処分となりました。

事件の概要

依頼者は50代の会社員の男性です。車を運転中、わき見をしてしまい、歩行者に衝突しました。しかし、依頼者は電柱か何かにぶつかったと思い込み、人身事故だと認識しないままその場を立ち去りました。車のフロントガラスが蜘蛛の巣状に割れていたため、事故現場に戻ったところ、警察が現場検証を行っており、そこで初めて人身事故であったことを認識しました。依頼者はその場で事故を起こしたことを申し出て、警察署で事情聴取を受けましたが、逮捕はされず在宅事件となりました。被害者の方は急性硬膜下血腫や足の骨折といった重傷を負い入院されました。依頼者は、今後の刑事処分を不安に思い、当事務所へ相談に来られました。

罪名

過失運転致傷, 道路交通法違反

時期

警察呼出し後の依頼

弁護活動の内容

本件では、事故後に現場を立ち去っているため、過失運転致傷罪に加え、ひき逃げ(道路交通法違反)の成立も危ぶまれました。弁護士は、依頼者が「人にぶつかった認識はなかった」と主張している点を踏まえ、ひき逃げの故意を争う方針を取りました。捜査機関からの追及に備え、想定される質問や供述の注意点を具体的に助言し、依頼者は一貫して否認を続けました。また、重傷の結果から不起訴は困難と判断し、正式な裁判(公判請求)を避け、罰金刑で事件を終えることを目標に、検察官へ意見書を提出しました。

活動後...

  • 逮捕なし

弁護活動の結果

弁護活動の結果、検察官はひき逃げ(道路交通法違反)については起訴せず、過失運転致傷罪のみで略式起訴を行いました。当初、被害者の怪我は急性硬膜下血腫と足の骨折とされていましたが、最終的な公訴事実では足の骨折のみが記載されていました。結果として、裁判所から略式命令として罰金70万円が言い渡され、正式な裁判は開かれずに事件は終了しました。被害者との示談は行いませんでしたが、保険会社を通じて治療費等の対応は行われています。依頼者は禁錮刑を回避できたため、会社を解雇されることなく、日常生活への影響を最小限に抑えることができました。

結果

略式罰金70万円

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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ひき逃げの関連事例

交差点での衝突事故後、現場を立ち去ったひき逃げ(過失運転致傷)の事例

eyecatch kasitsuunten carCar

依頼者は20代の男子大学生です。免許取得から約1ヶ月後、千葉県内の信号のある交差点を自動車で右折しようとした際、対向車線を直進してきた車両の側面に衝突する事故を起こしました。依頼者は事故を認識し、右折後すぐに停車して振り返りましたが、相手の車両が見当たらなかったため、一旦その場を離れてしまいました。約10分ほど駐車場を探した後に警察へ通報したところ、この対応が救護義務違反(ひき逃げ)にあたると警察から指摘されました。免許取得後間もなく、事故対応に不慣れだったという事情がありました。この事故により、相手方運転手は全治約3週間の傷害を負いました。依頼者は事故当日に警察署で事情聴取を受け、今後の対応に不安を感じ、ご両親と共に当事務所へ相談に来られました。任意保険には加入済みでした。

弁護活動の結果略式罰金15万円

交差点で歩行者に衝突し負傷させ、その場を去ったひき逃げの事例

eyecatch kasitsuunten carMan

依頼者は40代の男性です。車を運転中、見通しの悪い交差点を右折する際に歩行者2名に接触し、うち1名に加療約1か月を要する外傷性くも膜下出血等の傷害を負わせました。衝突音に気づき5分後に現場に戻ったものの、被害者を救護するなどの措置を講じなかったため、過失運転致傷と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で在宅捜査を受けました。検察から公判請求(起訴)される見込みだと聞き、被害者との示談もできていない状況であったため、今後の刑事処分、特に執行猶予が付くかどうかに強い不安を抱き、当事務所へ相談に来られました。

弁護活動の結果懲役1年 執行猶予3年

バイクでの非接触事故後、現場を離れたひき逃げの事例

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依頼者は50代の男性で、公共交通機関の運転手として勤務していました。バイクで通勤中、信号のない交差点に差しかかった際、右側から来た自転車を避けようとして急ブレーキをかけハンドルを切りました。接触はなかったと認識し、動揺したままその場を走り去ってしまいましたが、後にこれがひき逃げ(過失運転致傷・救護義務違反)として捜査されることになりました。被害者は20代の女性で、打撲により通院中でした。依頼者は、このままでは免許取消処分となり仕事を失ってしまうことを強く懸念し、示談による不起訴処分を目指して当事務所に相談されました。

弁護活動の結果略式罰金30万円

バイクとの接触を否認し、ひき逃げを疑われた過失運転致傷事件の事例

eyecatch policetel

依頼者は50代の会社員の男性です。車で走行中、原付バイクの運転手から「バイクと接触した」と呼び止められました。依頼者には接触した体感がなく、相手のバイクも転倒していなかったため、何かの間違いだろうとその場を離れました。しかし後日、警察から連絡があり、ひき逃げ(救護義務違反)の疑いで強く詰問を受けました。相手方がむち打ちの診断書を提出したことで、過失運転致傷の容疑もかけられました。警察は、車のタイヤとバイクのマフラーが接触したという見立てでしたが、依頼者は容疑に全く納得できず、刑事処分を回避したいと当事務所に相談しました。

弁護活動の結果不起訴処分

原付で非接触事故を起こし相手に重傷を負わせたひき逃げの事例

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依頼者は20代の男性です。原動機付自転車を運転中、交差点で右折した際に、対向車線を直進してきたバイクを非接触で転倒させ、運転手に全治3か月の重傷を負わせました。対向車が道を譲ってくれたことや、接触がなかったため一度その場を去りましたが、すぐに現場へ戻り、駆けつけた警察官に自ら事故の当事者であると申告しました。その後、警察署で事情聴取を受け在宅捜査となりました。被害者へは謝罪したものの、今後の刑事手続きに不安を感じ、検察庁から呼び出されるのを待っている段階で、当事務所へ相談に来られました。

弁護活動の結果懲役1年 執行猶予3年

過失運転致死傷の関連事例

ひき逃げ(過失運転致傷)を疑われ自首するも、不起訴となった事例

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依頼者は40代の会社員の男性です。通勤中に自動車を運転中、片側一車線の道路で車体の側面に何かがぶつかったような感触を覚えました。当時、道路脇には小学生の集団がいました。少し先で車を停め、歩いて現場に戻りましたが、誰もいなかったため、そのまま走り去りました。しかし、翌日に現場付近で警察が事故の目撃情報を求める立て看板を設置しているのを発見し、自分が起こした事故かもしれないと強い不安を抱きました。ひき逃げとして扱われることを懸念し、今後の対応について相談するため当事務所に来所されました。

弁護活動の結果不起訴処分

大学生が起こした人身事故、90代被害者が骨折した過失運転致傷の事例

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依頼者は、教職を志望する20代の大学生です。自動車を運転中、信号のない府内の交差点で、横断してきた90代男性が乗る自転車と衝突する事故を起こしました。衝突時は減速していたものの、被害者の男性は転倒により骨盤を骨折する重傷(加療3か月)を負い、手術のため入院することになりました。事故後、警察による現場検証が行われました。依頼者は将来の就職への影響を懸念し、刑事処分、特に前科が付くことを回避したいと強く望んでいました。複数の法律事務所に相談した上で、不起訴処分を目指す当事務所の方針に賛同し、ご両親が相談に来られ、依頼に至りました。

弁護活動の結果不起訴処分

飲酒の疑いで死亡事故を起こした過失運転致死の事例

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依頼者は60代の会社員男性です。前日の夜にハイボールを5、6杯飲んだ後、翌日の早朝5時半頃から自動車を運転して通勤していました。国道を走行中、交差点で横断歩道を渡っていた歩行者と衝突し、死亡させてしまいました。事故後、依頼者は過失運転致死と道路交通法違反(飲酒運転の疑い)で警察に逮捕されました。依頼者の妻が動揺していたため、大阪に住む依頼者の姉が、逮捕後の対応について弁護士に相談するため、当事務所に来所されました。実刑の可能性も高いと説明を受けましたが、執行猶予を目指して弁護活動を依頼されました。

弁護活動の結果不起訴処分

酒気帯び運転で追突事故を起こし、危険運転致傷で逮捕された事例

eyecatch kasitsuunten drunkDriving man

依頼者は40代の会社員男性です。トラックドライバーとして勤務中、高速道路上で追突事故を起こしました。事故後の呼気検査で基準値を大幅に超えるアルコールが検出されたため、酒気帯び運転が発覚。被害者は病院に搬送されましたが、怪我は軽傷でした。依頼者は、前日夜の飲酒によるアルコールが残っている認識はなかったと主張していましたが、危険運転致傷罪の容疑で現行犯逮捕されました。逮捕当日、依頼者の勤務先の顧問弁護士から当事務所に連絡があり、会社の社長から正式に初回接見のご依頼を受けました。

弁護活動の結果懲役8月 執行猶予4年

駐車場から発進時に歩行者と接触し立ち去ったひき逃げの事例

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依頼者は70代の会社経営者の男性です。駐車場から車をバックで出そうとした際、後方を歩いていた歩行者に接触し、全治1週間の怪我を負わせてしまいました。その場で被害者に声をかけましたが、「いい」と言われたため立ち去ったところ、約1時間後に警察から連絡があり、救護義務違反(ひき逃げ)の疑いで捜査を受けることになりました。在宅で捜査が進められ、過失運転致傷と道路交通法違反で起訴された後、裁判所から起訴状が届いたことをきっかけに、今後の刑事処分を案じて当事務所へ相談に来られました。

弁護活動の結果懲役10か月 執行猶予3年