依頼者は20代の男性会社員です。SNSアプリで知り合った未成年の女性に対し、裸の写真を複数枚送信させ、児童ポルノを製造したという容疑がかけられました。女性の親が警察に通報したことで事件が発覚し、依頼者の自宅は警察による家宅捜索を受け、パソコン等が押収されました。その後、警察署から出頭するよう指示されたため、逮捕の可能性や今後の見通しに強い不安を覚え、当事務所に相談されました。依頼者には同棲中の婚約者がおり、事件のことは打ち明けていました。
依頼者は不起訴処分を強く希望していました。受任後、当初の担当弁護士が被害者の母親と示談交渉を行いましたが、母親は宥恕の意思を全く示さず、交渉は難航しました。その後、事件の管轄が移り弁護士が交代した際にも交渉を試みましたが、状況は変わらず、示談による解決は断念せざるを得ませんでした。しかし、弁護士は依頼者の希望を最大限実現するため、次善の策として弁護士会を通じた30万円の贖罪寄付を提案し、実行しました。そして、示談交渉が極めて困難であった経緯と、贖罪寄付によって深く反省していることを詳細に記した意見書を検察官に提出し、寛大な処分を求めました。
被害者の母親が示談を拒否したため、示談は不成立に終わりました。しかし、弁護士が提出した意見書と贖罪寄付が検察官に考慮された結果、最終的に不起訴処分となりました。検察は一度、略式起訴(罰金刑)も検討したようですが、示談が客観的に困難であった事情や、依頼者が贖罪寄付によって真摯な反省の意を示した点を評価したものと考えられます。この結果、依頼者は前科が付くことを回避でき、社会生活への影響を最小限に抑えて事件を終えることができました。
何をすればいいか分からない中の親切なアドバイス助かりました。

今回、先生方にご尽力頂き、大変感謝しております。自分自身では何をすれば良いのか分からず困っていたところを、親切にアドバイスくださり、本当に助かりました。自分自身が行ったことは、消えるわけではありませんが、反省しつつ今後の生活を改めていきたいと思います。本当にありがとうございました。今回の件は私の心が弱く、責任感のなさから起こったことだと深く反省し、今一度、自分自身に何が足らなかったのか、なぜあのようなことをしたのか熟考したいと思います。先生方にご尽力頂いたこの結果を裏切ることのないよう精進致します。この度は本当にお世話になりました。ありがとうございました。