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大麻所持での逮捕|覚醒剤との違いや営利目的所持を弁護士が解説する

「大学生の息子が大麻所持で逮捕された…」自分の息子や娘が大麻を所持していたことにショックを受けるのは当然です。このようなとき、まず家族には何ができるのでしょうか。大麻所持で逮捕された場合には、どのような流れになるのか、刑罰はどうなるのか、正しい知識をもって適切な対応をしてください。ここでは、家族が大麻所持で逮捕されたという方、自分が大麻所持で逮捕されるおそれがあるという方に向けて有益な情報を発信しています。

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弁護士解説1|大麻所持の逮捕と覚醒剤所持の逮捕はどう違う?

1.大麻草(乾燥大麻)所持の疑いで逮捕されると勾留は不可避?

大麻取締法違反に規定された大麻草(乾燥大麻を含む)を所持していた場合、逮捕後に勾留される可能性は高いです。逮捕後、勾留される場合というのは、大麻所持の疑いがかけられた者(=「被疑者」といいます)が「証拠隠滅をするおそれがあるとき」や「逃亡のおそれがあるとき」です。大麻所持の場合、逮捕後に釈放することで、被疑者が証拠品を消す行動にでることが予想され、勾留して捜査を進めるべきという判断に傾きます。これは、覚醒剤所持で逮捕された場合も、同じです。

大麻所持で逮捕されると、まず警察が48時間の間に取り調べを行い、検察官に事件を引き継ぎます。その後、検察官は24時間以内に、勾留すべきかの検討を行い、勾留して捜査を継続すべきと考えれば裁判官に勾留請求を行います。裁判官が勾留するという判断を行った場合、大麻所持の被疑者は勾留請求の日を1日目として、10日間勾留されますさらに延長されると、10日を限度として勾留延長されることになります。

2.大麻取締法違反と覚醒剤取締法違反|不起訴処分はありえる?

大麻所持での逮捕と、覚醒剤所持での逮捕、両方とも不起訴処分という結論になることは、理論上ありえます。ただ、実際には、違法捜査が行われたという場合や証拠が不十分などの特別な事情がない限り、起訴されると考えておきましょう。ただ、大麻所持の場合には、所持していた大麻の量が微量で、自己使用目的で所持していたなどの事情から不起訴処分になることもあります。

大麻所持と異なり、覚醒剤所持では所持量が微量であっても不起訴になる可能性は極めて低いといえます。そもそも、大麻の使用では1回につき0.5~0.7gが使われるものですが、覚醒剤の1回の使用量は0.02~0.03gが相場とされています。覚醒剤は微量であっても「初犯である」「自己使用目的である」などを理由に不起訴処分になることはほぼないと考えておいた方がよいでしょう。

3.覚醒剤使用は逮捕・勾留されるが大麻使用は逮捕されない?

覚醒剤使用の疑いがかけられると、逮捕・勾留される流れが一般的です。これに対し、大麻使用では、大麻取締法違反で逮捕されません。大麻は、成熟した茎や種子には有害な成分が少ないため、規制対象から外されています。仮に尿検査で陽性反応が出たとしても、その原因が大麻の規制対象部分の摂取によるものか、規制対象外の部分の摂取によるものかを区別することができません。

刑法の大原則として、罪刑法定主義という考えがあります。処罰範囲は明確でなければならないというものです。この原則から、大麻使用は処罰対象から外され逮捕されないこととなっているのです。一方、覚醒剤取締法違反では、規制対象外の覚醒剤というものはありませんので、使用は処罰対象とされています。

弁護士解説2|大麻所持で逮捕されたときの弁護活動とは

大麻所持は現行犯逮捕と後日逮捕がありえる

大麻所持の疑いがかけられるとき、現行犯逮捕と後日逮捕(通常逮捕)がありえます。よくニュースで聞く大麻所持の事件は、現行犯逮捕が多いかもしれません。例えば、路上に駐車した不審車両のドライバーに職務質問をして、所持品から大麻が発見され逮捕になるケースです。その場で大麻を持っていることが判明し、逮捕される場合には、現行犯逮捕になります。

一方、ある程度、捜査が進められた状態で警察が逮捕状を準備し、被疑者を逮捕しに行くケースがあります。この場合は、後日逮捕(法律上は「通常逮捕」といいます)となります。大麻の売人が逮捕され、その売人の携帯電話の通話記録やメール履歴から購入者が割り出されて逮捕に至るケースでは、後日逮捕の流れになります。

大麻所持で逮捕・勾留されたとき、本人が弁護士を呼ぶには?

大麻所持で逮捕・勾留された場合、被疑者本人が弁護士を呼ぶには、いくつか方法があります。まず、当番弁護士を呼ぶという方法です。警察をとおして弁護士会に連絡を入れてもらい、弁護士の派遣を要請します。当番弁護士は逮捕後、1回のみ無料の法律相談を警察署内でうけることができる制度です。当番弁護士に、引き続き刑事事件の弁護活動を依頼するときには、「私選の弁護士」として契約をすることになります。

弁護士費用の関係で弁護士の依頼が難しい場合には、国選弁護人をつける方法を考えます。これは、国が無料で弁護士をつけてくれる制度です。また、家族と面会をする中で、家族に弁護士を探してもらい、「私選の弁護士」を付けてもらうことも方法としてあります。国選弁護人は、自分で弁護士を選ぶことはできませんが、私選の場合は、自分や家族が大麻所持の事件に詳しい弁護士を選ぶことができます。

大麻所持で起訴された場合にどんな弁護活動が必要?

大麻所持で逮捕されると、最終的に起訴され刑事裁判を受ける可能性が出てきます。大麻所持で起訴された場合の弁護活動は、窃盗罪や詐欺罪といった被害者がいる犯罪とは異なります。大麻所持の罪は、被害者がいない犯罪ですので、被害者と示談をすることはできません。大麻所持のような薬物犯罪は、いかにして薬物と手を切り更生していくかを具体的に考えることが重要になります。

大麻所持で起訴された場合、まずは保釈を請求します。保釈が認められると釈放され、元の生活に戻ることができます。保釈中に、専門の医療機関を受診したり自助団体の更生プログラムを受け、大麻に依存しない身体づくりや環境調整を行います。刑事裁判では、更生に向けた活動を積極的に行っていることを示し、執行猶予付きの判決を求めます。実刑回避のためには、被告人が大麻から脱却できる可能性が高いことを説得的に主張することが大切です。

弁護士解説3|大麻草(乾燥大麻)の営利目的所持は懲役〇年?

大麻草(乾燥大麻)の営利目的所持と大麻栽培の刑罰は重い

大麻所持は、「5年以下の懲役」が刑罰として予定されています。それに対し、営利目的で所持していた場合には、「7年以下の懲役、又は情状により7年以下の懲役及び200万円以下の罰金」が予定されています。単純に自分が使うために大麻を所持していたという場合とは違い、営利目的の所持になると、刑罰は一気に重くなります。懲役刑のみならず、罰金刑と併科される可能性もあると法律に規定されています。

また、大麻栽培の罪は「7年以下の懲役」が刑罰として用意されています。これも、単純所持のケースと比べ、重い刑罰となっています。さらに、営利目的で大麻を栽培していた場合には、「10年以下の懲役、又は情状により10年以下の懲役及び300万円以下の罰金」が予定されています。営利目的所持、栽培、営利目的栽培はとても重い犯罪であり、初犯でも実刑判決を受ける可能性が十分にあるといえます。

大学生に多い大麻草栽培、自宅に捜査が入るケースとは

ニュースで大学生が大麻草を栽培していて逮捕されたという事件を耳にしたことがあると思います。大麻の事件が大学生に多いのは、薬物の中でも比較的手に入りやすかったり、覚醒剤のように人工的に作られた違法薬物ではなく、植物の一種であるため罪の意識が緩みやすいなどの事情が考えられます。自宅の押入れで大麻を栽培し、ネットで販売しているのを警察に見つかったことで、自宅に捜査が入るというケースもあります。

大麻栽培は家族や近隣住民の通報によって発覚するケースがあります。大麻草の匂いで異変を感じたり、使用している際の特異行動、また部屋への人の出入りに不審を感じて通報するということが考えられます。乾燥大麻を燃焼させて煙を吸う摂取方法であれば、その匂いも周囲に漏れるため、周囲が異変を察知することもあるでしょう。

大麻所持で逮捕されたらすぐ弁護士に相談する

大麻所持で逮捕されると、まず考えるべきことは、弁護士に相談するということです。逮捕後、すぐに捜査機関に取り調べを受けることになります。その中で、適切な受け答えをしなければ、あとで取り返しがつかない展開になることもあります。大麻事件に精通した弁護士であれば、早期釈放を目指した活動を考えスピーディに動いてくれるでしょう。

不起訴処分を目指したり、起訴されても執行猶予を獲得するには、早めに手を打つ必要があります。大麻で逮捕されると、厳しい時間制限の中で刑事手続きはどんどん進められていきます。できる限り早い段階で有利な証拠を集める必要があり、それには大麻事件の解決実績が豊富な弁護士に頼ることがおすすめです。

まとめ

大麻所持で逮捕されたときは、まず初動を誤らないことが大切です。捜査機関の取調べは精神的なストレスがかかるだけでなく、身体拘束による体調不良も生じやすいものです。できるだけ早い釈放を目指すこと、不起訴処分を獲得すること、また裁判になっても執行猶予を獲得することを考え、まずは刑事事件に強い弁護士に相談することからはじめましょう

大切な家族が逮捕されたとき、家族にしかできない重要なサポートがあります。まずは、無料相談を活用し、何をすべきか弁護士と一緒に整理しましょう

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