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  4. ケース2777

特殊詐欺の受け子としてキャッシュカードを騙し取り出金した事例

事件

窃盗、詐欺

逮捕の有無

逮捕・勾留あり

事件の結果

執行猶予で実刑回避

逮捕で身柄拘束

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

新宿支部・出口泰我弁護士が担当した特殊詐欺事件。被害者に全額を弁償し、懲役2年執行猶予4年の判決を獲得しました。

事件の概要

依頼者は、特殊詐欺に関与したとして逮捕された20代女性の父母でした。娘は、元交際相手からの脅迫的な指示により、詐欺グループの犯行に加担させられてしまいました。区役所職員などを装う手口で高齢女性宅を訪問し、キャッシュカードをだまし取り(詐欺)、そのカードを使ってコンビニのATMから現金約56万円を引き出した(窃盗)という容疑です。娘は統合失調症の診断を受け通院中という事情もありました。逮捕の連絡を受けたものの、事件の詳しい内容が一切分からず、どう対応すべきか途方に暮れたご両親が、まずは逮捕された娘の状況を確認してほしいと、当事務所に電話で相談されました。

罪名

詐欺,窃盗

時期

逮捕後の依頼

弁護活動の内容

受任後、弁護士は直ちに接見に向かいました。本件は、特殊詐欺という実刑判決のリスクが高い事案でした。弁護方針の鍵となったのは、依頼者が元交際相手からのDVや脅迫を受けて犯行に及んだという経緯と、統合失調症などの精神疾患を抱えていたという個別事情です。起訴前に鑑定留置が行われましたが、責任能力は肯定されました。そこで弁護側は責任能力を争わず、鑑定結果を、依頼者が他者に付け込まれやすい状況にあったことを示す情状証拠として活用しました。公判では、犯行に至る酌むべき事情を丁寧に主張・立証するとともに、被害者へ速やかに被害全額を弁償し、許し(宥恕)を得ることで、依頼者の深い反省の意を示しました。

活動後...

  • 起訴後に保釈
  • 示談成立

弁護活動の結果

弁護活動の結果、被害者との間では被害額56万3000円の全額弁償を行い、宥恕を得ることができました。裁判では、検察官から懲役3年が求刑されましたが、判決では、元交際相手からの影響など犯行に至る経緯に酌むべき事情がある点が考慮され、懲役2年、執行猶予4年が言い渡されました。特殊詐欺事案では実刑判決となるケースも多い中、執行猶予付き判決を獲得し、実刑を回避することができました。また、起訴後には保釈も認められ、判決までの間、自宅で生活することができました。鑑定留置により身体拘束は長引きましたが、これがきっかけでご家族が本人の病状への理解を深めることにも繋がりました。

結果

懲役2年 執行猶予4年

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

お客様の声

特殊なケースにも拘らず、適切な判断での対応・LINEでのやりとり等で安心感がありました。

お手紙

今回は当初から迅速に対応頂き、ありがとうございました。多重人格という特殊なケースではあったと思いますが、本人の意見を尊重し適切に判断して頂いたと思っております。また、ライン登録をしたことで、いつでも出口先生とつながっているという安心感が精神的な負担を軽くしてくれました。休日や深夜にもやりとりして頂きありがとうございました。あえて意見を言わせて頂くとすれば、用意する書類等をもう少し早目の段階から伝えてもらえるとありがたいです。 ※現在、刑事事件ではLINE相談案内を行っています。

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弁護活動の結果事件化せず