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拾った財布の身分証で他人になりすまし多額の借入をした窃盗・詐欺の事例

事件

窃盗、詐欺

逮捕の有無

逮捕・勾留あり

事件の結果

不起訴で前科回避

逮捕で身柄拘束

前科がつかずに解決

解決事例まとめ

横浜支部・野尻大輔弁護士が担当した窃盗・詐欺の事案です。被害者ら全員と示談が成立し、最終的に不起訴処分を獲得しました。

事件の概要

依頼者の夫(30代男性)は、約1年半前に拾った他人の財布に入っていた身分証を悪用。その他人になりすまし、複数の金融機関から約20回にわたり総額200万円ほどのキャッシングを繰り返していました。背景には、自宅ローンの高額な返済に苦慮していた状況があったようです。その後、コンビニのATMから現金10万円を引き出した窃盗の容疑で逮捕され、勾留されました。自宅も家宅捜索を受け、本人は容疑を認めていました。事件は新聞でも報じられ、逮捕された夫のことを心配した妻が、家族への影響を懸念し、当事務所へ相談に来られました。

罪名

窃盗,詐欺

時期

逮捕後の依頼

弁護活動の内容

検察官からは、発覚している全ての被害について弁償しなければ起訴は免れないと告げられており、勾留期間内に全ての被害弁償を完了させることが急務でした。弁護士は受任後、速やかに関係各所への連絡を開始しました。被害者である金融機関に対し、通常は開示に時間がかかる取引明細を、事情を説明して早急に送付してもらうことに成功しました。また、なりすましの被害を受けたカード名義人は、信用情報に傷がつくという二次被害も受けていました。そのため、弁護士は金融会社に被害弁償を行うだけでなく、信用情報を訂正する手続きも依頼しました。勾留期間満了が迫る中、弁護士は検察官に対し、被害弁償の目途が立っていることを具体的に報告し、処分保留での釈放を強く求めました。

活動後...

  • 不起訴で釈放
  • 示談成立

弁護活動の結果

弁護士の粘り強い交渉と迅速な対応により、勾留期間中に全ての被害者との間で示談交渉が進みました。なりすましの被害を受けた個人には慰謝料を含めて示談金を支払い、金融機関3社に対しても被害額全額を弁償しました。被害弁償の総額は約345万円にのぼりました。これらの活動の結果、検察官は勾留満期日に起訴の判断を保留し、依頼者の夫は釈放されました。その後、本件は正式に不起訴処分となり、前科がつくことなく事件は解決しました。依頼者の夫は無事に釈放され、家族との生活を取り戻すことができました。

結果

不起訴処分

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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弁護活動の結果不起訴処分

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弁護活動の結果不起訴処分

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弁護活動の結果不起訴処分

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弁護活動の結果懲役1年6か月 執行猶予3年

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依頼者は30代の会社員の男性です。ある日の深夜、泥酔して帰宅した際、自身が住むマンションの集合郵便受けから、他の住民宛てのレターパックなど2通を盗んでしまいました。依頼者は当時泥酔しており記憶が曖昧で、持ち帰った郵便物の一部を破棄してしまいました。後日、警察から連絡があり、窃盗の件で話を聞きたいと言われたため、今後の対応に不安を感じ、当事務所へ相談に来られました。

弁護活動の結果不起訴処分

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弁護活動の結果懲役3年 執行猶予4年 罰金80万円

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弁護活動の結果事件化せず

百貨店員を装い高齢女性からキャッシュカードをだまし取った詐欺事件

依頼者の息子であるAさん(20代・学生)は、特殊詐欺の「受け子」として犯行に加担しました。氏名不詳者らと共謀の上、百貨店員などを装って80代の女性に「あなたのカードが偽造されているので交換が必要だ」などと嘘の電話をかけました。その後、銀行協会の職員を装って女性宅を訪問し、キャッシュカード2枚をだまし取りました。直後に共犯者がそのカードを使い、駅構内のATMで現金100万円を引き出して盗んだとして、詐欺と窃盗の容疑で逮捕・勾留されました。逮捕の報道を見たご両親が、今後の対応に不安を感じ、当事務所に相談されました。

弁護活動の結果懲役3年 執行猶予5年

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依頼者は20代の会社員の男性。海外旅行の際に購入した偽物のブランド時計などを、インターネット掲示板で正規品と偽って販売した。購入者からの被害届により、警察官が自宅を家宅捜索し、依頼者は商標法違反と詐欺の容疑で逮捕されました。逮捕当日、ご両親が「今後どうなるのか知りたい」と当事務所に相談され、状況把握のため初回接見をすることになりました。

弁護活動の結果略式罰金50万円

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弁護活動の結果懲役2年8か月