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  4. ケース705

大型車で横断中の歩行者に衝突した過失運転致傷の事例

事件

過失運転致死傷

逮捕の有無

逮捕なし

事件の結果

執行猶予で実刑回避

逮捕なし

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

新宿支部・赤井耕多弁護士が担当した過失運転致傷の事例です。依頼前に示談は成立しており、起訴後に弁護活動を行い、執行猶予付き判決を獲得しました。

事件の概要

依頼者は20代の会社員で、事故当時は大型乗用自動車の運転手でした。ある雨の日に交差点を右折した際、横断歩道を渡っていた80代の歩行者に自車を衝突させ、高次脳機能障害という重い後遺障害を伴う傷害を負わせました。事故後、依頼者は会社を退職。被害者との示談交渉は保険会社が進め、弁護士への相談前に賠償は完了していました。また、免許停止180日の行政処分も受けていました。事故から約2年後、過失運転致傷罪で在宅起訴され、自宅に起訴状が届きました。将来、公務員になることを目指しており、禁錮以上の実刑判決を受けると資格を失うため、執行猶予付き判決の獲得を強く望み、弊所に相談されました。

罪名

過失運転致傷

時期

起訴後の依頼

弁護活動の内容

依頼の目的は執行猶予付き判決の獲得でした。被害者の後遺障害は非常に重く、執行猶予が付くかどうか予断を許さない状況でした。弁護士は、まず依頼者の深い反省の情を裁判官に伝えることに注力しました。具体的には、事故後に運転業務から離れるために退職したこと、プライベートでも運転を自粛していること、謝罪文を作成したことなどを証拠と共に主張しました。また、ご家族に情状証人として出廷してもらい、今後の監督を誓約してもらいました。賠償が完了している点は有利な事情でしたが、後遺障害等級が極めて重い事実が裁判官に与える影響を考慮し、賠償の事実のみを証明する証拠を提出する工夫を行いました。これにより、過度に不利な心証を与えることを避けつつ、賠償済みという有利な事実を裁判で示すことができました。

活動後...

  • 逮捕なし
  • 示談成立

弁護活動の結果

弁護活動の結果、裁判所は禁錮1年10か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。検察官からは禁錮2年が求刑されていましたが、これをわずかに下回る判決でした。被害者に極めて重い後遺障害が残ったことから実刑判決の可能性も十分ありましたが、弁護活動によって執行猶予を獲得し、実刑を回避することができました。依頼者は執行猶予期間ができるだけ短くなることを望んでいましたが、結果を冷静に受け止め、控訴はしませんでした。むしろ、一日も早く社会生活を再スタートさせたいという意向から、上訴権放棄の申立てを行い、早期に判決を確定させました。これにより、将来の公務員就職への道も閉ざされることなく、事件を終えることができました。

結果

禁錮1年10か月 執行猶予3年

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

お客様の声

休日に弁論の打ち合わせができので、弁論も対応できました。

お手紙

この度は、息子の交通事故に際し、先生には丁寧に対応頂きありがとうございました。刑事裁判はもちろん初めてでしたので、分からないことや不安なことが多々ありましたが、何度も確認頂いて、弁論では何とか対応できました。特に、打ち合わせの日程を土・日に設定していただきましたことは、親子とも勤務しておりましたので、大変助かりました。休日出勤申し訳ありませんでした。相場感が分からないので、量刑については、やや難を感じるところではありますが、猶予を頂いた期間の監督をしっかりしていきたいと思います。ありがとうございました。

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