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  4. ケース2092

不正車検で虚偽の公文書を作成し、贈賄罪等で起訴された事例

事件

文書/証書偽造等、道路交通法違反

逮捕の有無

逮捕・勾留あり

事件の結果

執行猶予で実刑回避

逮捕で身柄拘束

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

大阪支部・射場智也弁護士が担当した、不正車検に関わる贈賄等の事件。懲役1年6か月、執行猶予3年の判決で実刑を回避しました。

事件の概要

依頼者は、自動車修理販売会社を経営する40代の男性です。顧客から依頼された車検について、提携先の認定工場の検査員と共謀し、法定の点検・整備を行わずに虚偽の保安基準適合証を作成させていました。そして、その虚偽の証明書を運輸支局に提出・行使し、車検証の有効期間を不正に更新していました。この一連の不正行為が捜査機関に発覚し、依頼者は共謀の疑いで逮捕されました。逮捕の翌日、依頼者の妻から相談の連絡を受け、弁護士が警察署へ接見に赴き、その後正式に契約となりました。

罪名

贈賄, 虚偽有印公文書作成・同公使, 電磁的公正証書原本不実記録・同供用, 道路運送車両法違反

時期

逮捕後の依頼

弁護活動の内容

本件のような組織的な不正事案は、捜査の進展によって多数の余罪が発覚し、起訴される件数が大幅に増えるリスクがありました。そのため弁護活動では、起訴される事件の範囲を限定し、最終的な刑罰を軽くすることに重点を置きました。弁護士は検察官と交渉を行い、依頼者が事実関係を認める代わりに、起訴内容を一部の不正行為に留めるよう働きかけました。また、車検の代金支払いが贈賄罪に問われる可能性も踏まえつつ、依頼者に有利な情状を主張し、執行猶予付きの判決を目指しました。

活動後...

  • 起訴後に保釈
  • 示談不可

弁護活動の結果

弁護活動の結果、起訴される不正行為の件数を限定することに成功しました。公判では、依頼者が深く反省していることや、会社のコンプライアンス体制を見直すといった具体的な再犯防止策を主張しました。最終的に、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決が下され、実刑判決を回避できました。また、起訴後には速やかに保釈請求を行い、300万円の保釈金で保釈が認められました。これにより、依頼者は身体拘束から解放され、社会生活への影響を抑えながら裁判に臨むことができました。

結果

懲役1年6か月 執行猶予3年

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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文書/証書偽造等の関連事例

違法改造車の車検を通すため車検証を偽造した公文書偽造等の事例

依頼者は50代の会社経営者で、自動車の車検仲介業を営んでいました。ある日、違法に改造された自動車と認識しながら、車検検査士と共謀して車検を通し、車検証を不正に作成したなどとして、虚偽有印公文書作成・同行使、電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの疑いで逮捕されました。逮捕当日、依頼者の会社に警察官が捜索に訪れ、その場で依頼者は逮捕されました。共犯者が複数いると見なされたため、接見等禁止決定も付されました。突然の逮捕に、何が起きたのか分からず不安に思ったご家族が、「とにかく早く接見に行って様子を確認してほしい」と当事務所にご相談され、即日、弁護士が接見に向かうことになりました。

弁護活動の結果不起訴処分

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弁護活動の結果懲役1年6か月 執行猶予3年

偽装結婚による電磁的公正証書原本不実記載等で起訴された事例

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弁護活動の結果懲役1年6か月 執行猶予3年

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依頼者は60代の会社役員(会長職)の方です。数年前、知人に頼まれ、タイ人女性と元従業員の日本人男性との結婚を仲立ちしました。これが偽装結婚であるとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の容疑で逮捕されました。当事者の息子様(社長)が、父親が逮捕されたことを知り、今後の対応について相談に来られました。当時、会社は重要な合併手続きを進めており、依頼者親子は会社への捜査の影響や実名報道がなされることを避けたいと強く希望されていました。

弁護活動の結果不起訴処分

遺産分割調停で義父名義の書面を偽造した有印私文書偽造の事例

依頼者は50代の女性です。義理の父親が相続人となった遺産分割調停において、義父の意思能力に不安があると考え、夫と協力して義父名義の印鑑を押した書面を複数回作成し、裁判所に提出しました。その後、別件で警察に告訴状を提出した際に使用した印鑑が、偽造した書面のものと同じであったことから、有印私文書偽造の罪で捜査されるのではないかと強く不安を感じ、当事務所に相談されました。相談時点では警察からの連絡はなく、事件化はしていませんでした。

弁護活動の結果事件化せず

道路交通法違反の関連事例

無免許運転で追突事故を起こし、現場から逃走した事例

eyecatch kasitsuunten carMotorcycle

依頼者は20代の男性です。免許停止中であるにもかかわらずバイクを運転していました。事件当日、バイクで走行中に前方の自動車に追突する事故を起こしましたが、その場から逃走しました。事故の被害者は首に痛みを訴え、人身事故として扱われることになりました。事故から約2ヶ月後、警察から依頼者に連絡があり、出頭を求められました。依頼者は、無免許運転やひき逃げなどの罪に問われること、逮捕の可能性、今後の刑事処分に強い不安を抱き、警察に出頭する前に当事務所へ相談に来られました。

弁護活動の結果略式罰金30万円

飲酒運転の前科がある中で再度酒気帯び運転で逮捕された事例

eyecatch kasitsuunten drunkDriving man

依頼者は50代で飲食店を自営する男性です。ある日の早朝、赤信号で停車中に眠ってしまい、道路上で車を停めてしまいました。通報で駆け付けた警察官によるアルコール検査の際、検査用の風船を故意に踏んで割ったことから、公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕されました。警察署での再検査では基準値を大幅に超えるアルコールが検出されましたが、依頼者はその数値に納得せず、供述調書への署名を拒否しました。その後、釈放されたものの、過去にも飲酒運転の前科があったため、今後の刑事処分に強い不安を抱き、罰金刑での解決を希望して当事務所へ相談に来られました。

弁護活動の結果懲役8月 執行猶予4年

バイクと接触後その場を離れたひき逃げ(過失運転致傷)の事例

eyecatch kasitsuunten driving woman

依頼者は20代の会社員女性です。自動車を運転中、市内の路上で隣車線の原付バイクを追い越そうとした際に接触したとみられます。当時、車内で大音量の音楽を聴いていたため接触に気づかず、そのまま走行を続けました。しばらくして違和感を覚えて現場に戻ったところ、バイクが倒れているのを発見。依頼者自身が警察に電話を入れましたが、すでに被害者が通報していたため、ひき逃げ(道路交通法違反)および過失運転致傷の疑いで捜査の対象となりました。警察で取り調べを受け、今後の刑事手続きや処分に大きな不安を感じ、当事務所に相談されました。

弁護活動の結果不起訴処分

ひき逃げと薬物使用が疑われたが、示談により事件化を回避した事例

eyecatch kasitsuunten drunkDriving man

依頼者は20代の男性で、過去に薬物事件での逮捕歴(前科はなし)がありました。依頼者は飲酒後に自動車を運転中、市内の路上で対向車線を走行していた車両と衝突する事故を起こしました。相手車両の運転手は軽傷を負いました。事故当時、依頼者は大麻やコカインを使用していたため、薬物検査による発覚を恐れてその場から逃走しました(ひき逃げ)。さらに、この事故とは別に、駐車場のゲートバーを破損させて逃走した器物損壊事件も起こしており、そちらは被害届が出されていました。警察がまだ介入していない段階で、自身の複数の犯罪行為が事件化することを強く恐れ、今後の対応について相談するため当事務所に来所されました。

弁護活動の結果事件化せず

車で歩行者に接触し現場を離れたひき逃げ(過失運転致傷等)の事例

eyecatch kasitsuunten carMan

依頼者は10代の大学生。自家用車で走行中、歩行者の鞄に接触したかもしれないと思いましたが、大丈夫そうに見えたためそのまま走り去りました。後で気になり自ら警察に連絡したところ、被害届が出ていることを知らされ、警察署へ出頭。そこで被害者の連絡先を教えてもらい、依頼者の両親が謝罪に伺いました。被害者は足の捻挫と腰の打撲を負っていました。刑事事件化して前科がつくことを避けたいとの思いから、示談交渉を依頼するため、ご両親が相談に来られました。

弁護活動の結果事件化せず