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  4. ケース2535

自動車運転中に自転車の高齢者をはねて死亡させた過失運転致死の事例

事件

死亡事故、過失運転致死傷

逮捕の有無

逮捕からの早期釈放

事件の結果

執行猶予で実刑回避

逮捕で身柄拘束

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

大阪支部・貞祐有一弁護士が担当した過失運転致死の事例です。被害者遺族との示談は不成立でしたが、最終的に禁錮1年執行猶予3年の判決となりました。

事件の概要

依頼者は40代の男性です。普通貨物自動車を運転中、片側一車線の道路で、自転車を押して横断していた70代の男性をはねてしまいました。依頼者は考え事をしていたため被害者の発見が遅れ、時速40キロ制限の道路を約50キロで走行していた過失がありました。被害者の男性は病院に搬送されましたが、約10日後に外傷性くも膜下出血で死亡しました。
依頼者は事故の翌日に逮捕されましたが、家族が身元引受人となり、検察庁に送致されることなくその日のうちに釈放されました。その後は在宅のまま複数回の取り調べや実況見分に応じていました。依頼者は被害者の通夜に参列して謝罪していましたが、今後検察庁に送致される見込みとなったことから、刑事処分の見通しや被害者遺族への対応について不安を抱き、当事務所へ相談に来られました。

罪名

過失運転致死

時期

釈放後の依頼

弁護活動の内容

依頼者は今後の刑事処分の見通しに大きな不安を抱えていたため、弁護士はまず詳しい事故状況の聴取と現場調査を行いました。事故当時の天候や現場の明るさ、回避可能性などを詳細に確認し、依頼者の過失の程度を正確に把握することに努めました。 並行して、被害者遺族との示談交渉を開始しました。依頼者はすでに通夜に参列して謝罪していましたが、弁護士からも改めて謝罪の意を伝え、謝罪金として20万円をお渡ししました。しかし、ご遺族の処罰感情は厳しく、最終的に宥恕(刑事罰を望まない意向)に応じてもらうことはできませんでした。 そのため、刑事裁判では、依頼者が深く反省していること、任意保険による賠償が進められていることなどを主張し、執行猶予付きの寛大な判決を求めました。

活動後...

  • その他
  • 示談不成立

弁護活動の結果

被害者遺族との示談交渉では、謝罪金20万円をお渡ししましたが、ご遺族の悲しみは深く、宥恕(許し)を得るには至りませんでした。 その後、依頼者は過失運転致死罪で起訴され、刑事裁判となりました。公判は1回で結審し、検察官からは禁錮1年が求刑されました。弁護側は、事故態様が悪質とは言えないこと、依頼者が深く反省していること、任意保険による賠償が行われることなどを主張しました。 その結果、裁判所は弁護側の主張を一定程度認め、禁錮1年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。実刑判決を回避できたことで、依頼者は刑務所に収監されることなく、社会生活を続けながら更生の機会を得ることができました。

結果

禁錮1年 執行猶予3年

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

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弁護活動の結果禁錮1年6月 執行猶予3年