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  4. ケース2670

高齢者による横断歩道上の人身事故(過失運転致傷)の事例

事件

過失運転致死傷

逮捕の有無

逮捕・勾留あり

事件の結果

執行猶予で実刑回避

逮捕で身柄拘束

刑務所に入らずに解決

解決事例まとめ

横浜支部・野尻大輔弁護士が受任した、過失運転致傷の事例です。示談は不成立でしたが、禁錮10か月執行猶予3年の判決を獲得しました。

事件の概要

依頼者の義父である80代の男性が、自動車を運転中に人身事故を起こした事案です。場所は信号機のあるT字路で、青信号に従い右折した際、横断歩道を歩いていた60代の女性に気づかず衝突させてしまいました。被害者の女性は外傷性くも膜下出血など、全治3か月を要する重傷を負いました。事故直後、男性は速やかに警察と救急に通報し、その後の対応に問題はなかったとされています。しかし、事故の重大性から逮捕され、2日間の勾留後に釈放されました。しばらくして突然、自宅に起訴状が届いたため、ご家族が今後の刑事手続きに大きな不安を覚え、当事務所にご相談されました。当事者の男性は事故を機に運転免許を返納し、車も売却していました。

罪名

過失運転致傷

時期

起訴後の依頼

弁護活動の内容

本件は、被害者が重傷を負った横断歩道上の事故であり、初犯であっても正式な裁判が開かれる可能性が高い事案でした。ご相談時にはすでに起訴されており、ご本人やご家族は刑事裁判への対応に強い不安を抱えていました。弁護士は、執行猶予付き判決を目指すことを前提に、裁判までの手続きを丁寧にサポートし、精神的な負担を軽減することに努めました。公判では、事故直後に自ら通報したこと、深く反省していること、事故を機に免許を返納し車も売却したこと、ご家族による監督が期待できることなど、被告人に有利な情状を主張しました。

活動後...

  • 釈放済み

弁護活動の結果

被害者側とのやり取りは保険会社に一任されていたため、弁護人による直接の示談交渉は行いませんでした。裁判では、検察官から禁錮10か月が求刑されましたが、弁護側が主張した反省の態度や再犯防止策などが裁判所に認められました。その結果、判決では求刑通りの禁錮10か月ではあるものの、3年間の執行猶予が付されることになりました。これにより、ご本人は刑務所に収監されることなく、ご家族のもとで社会生活を続けることが可能となりました。突然の起訴に戸惑っていた依頼者に対し、刑事手続きの見通しを明確に示し、最後までサポートすることで、不安を和らげることができました。

結果

禁錮10か月 執行猶予3年

※プライバシー保護のため一部情報を加工しています。
※罪名と量刑は解決当時の法令に則り記載しています。
※担当弁護士は解決当時の所属を記載しています。

お客様の声

色々と教えて頂き、苦しい日々を乗り越えられました。

お手紙

今回車での人身事故を起こして、60年全無事故で過した事にショックを受けました。裁判と聞くだけで、いやな印象、今迄に被告としてテーブルについたことのない身には大変な思いでした。弁護士の申請に当って、娘夫婦がアトム法律事務所の内容から野尻先生にお願いすることしました。お会いして色々とお教えいただき、何か上手く進めていただけると確信、お願いすることにしました。更なる指示により、判決が決まりましたが、この6か月間は被害者には申しわけなく思う一方、とても苦しい日々でした。今後は車に乗ることはありませんが、家族共々生活を大切に努力してゆく所存です。大変ありがとうございました。

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依頼者は50代の会社員男性です。ショッピングセンターの駐車場から自動車で出る際、被害者の自動車に接触しましたが、その時は衝撃に気づかず、そのまま走り去ってしまいました。翌日、警察署から呼び出しを受け、そこで初めて事故を認識しました。被害者及びその夫は大変立腹しており、「ひき逃げにしてやる」「(首が痛いので)診断書を警察に出す」などと告げられました。依頼者は、人身事故として扱われ起訴されることや、会社に知られてしまうことを強く懸念し、弁護士に相談しました。前科前歴はありませんでした。

弁護活動の結果事件化せず

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eyecatch kasitsuunten carMan

依頼者は50代の男性。軽トラックを運転し交差点を右折する際、横断歩道を青信号で渡っていた70代の歩行者に衝突し、死亡させてしまいました。依頼者の過失が100%とされた事故でした。事故から約1年後、検察庁から呼び出され、禁錮以上の刑を求める旨を告げられたため、執行猶予判決を得たいと当事務所に相談されました。事故後、依頼者は遺族への謝罪や見舞金の支払い、事故現場での献花など、反省と弔意を示していました。

弁護活動の結果禁錮2年 執行猶予3年

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弁護活動の結果保護観察

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弁護活動の結果禁錮1年 執行猶予3年

自動車運転中に自転車と接触し怪我を負わせた過失運転致傷の事例

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依頼者は60代の会社員の男性です。ある県の幹線道路を自動車で走行中、わき道へ左折する際に電動自転車に乗っていた50代の女性を巻き込み、怪我を負わせてしまいました。被害者は救急搬送され、2針縫う怪我をしました。<br /> 事故後、依頼者は被害者宅を訪れて謝罪しましたが、被害者の家族は憤慨している様子でした。後日、警察から「被害者の診断書が提出されたため、事件を検察庁に送る」との連絡を受けました。<br /> 依頼者は、会社員であると同時に建築関係の資格も保有しており、刑事罰を受けることで仕事に支障が出ることを強く懸念していました。また、被害者側と事故現場の認識に食い違いがあることや、保険会社は刑事手続きに対応できないことから、今後の対応に不安を感じ、勤務先に知られずに事件を解決したいとの思いで、当事務所の弁護士に相談されました。

弁護活動の結果不起訴処分