依頼者は30歳の会社員の男性です。SNSで知り合った未成年の女性に対し「一緒に住もう」などと持ちかけ、自身の横浜市内にあるアパートに連れて行ったとして、未成年者誘拐の容疑で逮捕されました。被害者の母親が警察に捜索願を出したことで事件が発覚し、警察は防犯カメラの映像などから依頼者を特定、自宅付近で身柄を確保しました。逮捕の連絡を受けた依頼者のご両親が、今後の刑事手続きの流れなどに強い不安を感じ、当事務所へご相談に来られました。依頼者は逮捕後、児童ポルノ製造や児童福祉法違反、さらに自宅から覚醒剤と大麻が発見されたため、覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反の容疑でも再逮捕・再々逮捕される事態となりました。
ご両親は示談による早期解決を強く希望されていました。弁護士はまず、依頼者と接見して黙秘を指示しました。同時に、依頼者の言い分である「被害者から実母による性的虐待の相談を受けていた」という事情を弁面調書にまとめ、捜査機関に提出しました。これと並行し、被害者の母親との間で示談交渉を進めました。弁護士立ち会いのもとで留置施設での面会を行うなど、依頼者の謝罪の意を丁寧に伝え、円滑な交渉に努めました。また、覚醒剤・大麻所持については、自宅から見つかったパイプ等が薬物使用目的ではないことを写真等で具体的に主張し、常習性がないことを立証しました。
弁護士による粘り強い交渉の結果、300万円の示談金を支払うことで被害者側との示談が成立し、告訴が取り消されました。これにより、未成年者誘拐、児童ポルノ製造、児童福祉法違反については不起訴処分となりました。一方、覚せい剤取締法違反および大麻取締法違反については起訴されましたが、公判中に保釈が認められました。最終的に、裁判では懲役1年6か月、執行猶予3年の判決が言い渡され、実刑を回避することができました。複数の重大な容疑がかけられた複雑な事件でしたが、適切な弁護活動により社会復帰への道筋をつけることができました。
すぐに接見して細やかな対応・報告をしてくれ心強かったです。

この度は、大変お世話になりました。家族の逮捕の連絡から始まり、遠方ですぐに行けず、状況もわからず、不安しかありませんでした。
そんな中、庄司先生はすぐに接見に行って下さり、状況を説明してくださいました。差入れなど細かいことをお願いしても対応、又報告して下さり、とても心強かったです。示談交渉に手間取ったり、別件が合ったりと解決しそうでしない状況に、私たちも随分参っていました。
庄司先生は私たちの気持ちや要望、小さな疑問、質問にも丁寧に応えて下さり、庄司先生にお願いしていれば大丈夫と、不安を取り除くことができました。今、本人は真剣に仕事に取り組んでいます。
家族ともども、今回のことを教訓として生活していきたいと思っております。色々お世話になり本当に有難うございました。